■商品情報■
・ジャンル:中古機械式腕時計
・概要:スチール製 3 針ダイバーズウォッチ
・機能:3針 時 分 秒+日付
・駆動方式:ゼンマイ式 自動巻+手巻
・キャリバー: EBEL Cal. 080 ( LEMANIA Cal.8810 / 8815 )
/ 25石28,800 B/h / 秒停止機能 / クイックデイトチェンジ機能
・ダイヤル:ブルー・ガルヴァニック / ホワイトアラビア数字 / ホワイト針
・ケース:サテン仕上 ステンレススチール
・ベゼル: ステンレスダイキャスト製 120クリック 逆回転防止
/ 12時位置にトリチウム夜光
・ブレスレット:EBEL純正ブルーカーフレザーストラップ
/ ステンレスフォールディングクラスプ
・ガラス:サファイアクリスタル
3時位置にデイト表示 / ガラス拡大鏡付き
・リューズ:ケースサイドプロテクション付き
/極太チューブを備える 屈強なねじ込み式
■製造年代 / 製造地域■
・1999年頃 / スイス
・EBEL エベル / Discovery ディスカバリー
■型番■
・Ref.9080341
■サイズ■
・ケース径:約41mm(リューズを含まない)
・ガラス直径:約27mm
・腕まわり:フリーサイズ調整
・ケース厚さ:10.8mm
■コンディション■
・メンテナンス歴:不明
・日差:素人の平置き放置計測ですが、±10秒以内に収まっています
・外観:ダイヤルは汚れシミ腐食などはなく、美しいい状態です
・外装の状態:美品
・ストラップ:表側問題無し 裏側劣化わずかにあり、一部ヒビ有り
■付属品■
・日本語・英語 取説のコピー
■特徴・セールスポイント■
1977年、Longines は L.990 を発表した。
この機械はメインスプリングを横並びに配置したツインバレル構造で、ムーブメントにかかるストレスを減少、パワーカーブを平坦にさせ、良好な等時性をもたらそうとするクレバーな狙いが見られる。
また、自動巻ユニットを一方向に簡素化することで、ムーブメントの厚さを 2.96mm と超薄型にすることにも成功している。
L.990 は、3針カレンダー付きムーブメントとして、高性能で最も薄型な自動巻キャリバーとして位置づけられている。
当時の Longines は、傑作自動巻キャリバーの発表から10年も経たないうちに機械式ムーブメント製造部門が生産を停止してしまった。L.990 は、Longines が設計製造した最後の自動巻ムーブメントとなった。
1980年代後半、クロノグラフと複雑機械式ムーブメントの製造を得意としていたヌーベル・レマニアは、Longines が手放した L.990を買取り、LEMANIA Cal.8810として生産を開始した。
ヌーベル・レマニアが L990 を手に入れた理由は、このキャリバーの薄さが彼らが得意とするハイエンドモデルのベースに適していたからだった。
1991年、LEMANIA Cal.8810 は、ヌーベル・レマニアにより、LEMANIA Cal.8815 としてアップデートされた。
1992年、中東に本拠を構える国際投資ファンドで、傘下に Breguet を持つ、インベストコープがヌーベル・レマニアを買収した。
超高級時計メゾン Breguet とグループ会社になったヌーベル・レマニアは、Cal.8810 (8815) をスケルトンバージョン Ref.8881、永久カレンダー Ref.8840、クォーターリピーターバージョンの Ref.8860 など、多くのムーブメントへと派生させ存在感を見せた。
Cal.8810 (8815) とそのバリエーションは、現在でも Breguet に採用されている。
EBELは、1911年、スイス ラ・ショード・フォンで、創業者ユージン・ブルムと妻のアリス(旧姓レヴィ)によって設立されたメゾン。
2代目オーナーであるピエール・アラン・ブルムは、優秀なオーナーで、1980年代には ROLEX を上回る売上を記録していた。
ブルムは、ファミリーブランドを隆盛に導いてきたが、1990年代、投資に失敗して、EBELの売却を余儀なくされた。
1994年10月、インベストコープは、EBEL を傘下におさめた。
インベストコープ体制下の Breguet と EBEL は、Cal.8810 (8815) を多くのモデルで採用。結果的に両メゾンのコレクションに高性キャリバーキャリバーを加えることに成功したのである。
Longines で開発された L990 が真の実力を発揮したのは、ヌーベル・レマニア Cal.8810 (8815) の時代になってからだ。
1998年、EBEL は、傑作自動巻キャリバー、LEMANIA Cal.8810 (8815) = EBEL Cal.080 を用いて、ケース厚 10.8ミリメートルの薄型で 200メートル防水のダイバーズウォッチ、Discovery Ref.9080341 をリリースした。
4半世紀が経過している現代の目から眺めても、どのダイバーズウォッチ類にも属さない個性と審美性が高い造形、妥協の無い作り込みには、ただ感心するばかりである。
1999年10月、インベストコープは、ポートフォリオである Breguet と EBEL を、それぞれ、スウォッチ・グループと LVMH に売却した。
そのような経緯をたどったこともあり、LVMH体制下の 2000年以降(2004年からはモバードグループ入り)にリリースされた EBEL に は、Cal.8810 (8815) 搭載モデルは存在しない。
なお、1999年にヌーベル・レマニアがスウォッチ・グループに買収されてからは、スウォッチ・グループ下の Longines は、Breguet(2007年 ヌーベル・レマニアは、マニュファクチュール Breguet として Breguet に吸収)ともグループ企業となり、Cal.8810 (8815) を、Longines L.990 へと再モデファイして一部限定モデル(30 million collection etc.)に搭載して再リリースした。
CLAUDE MAYLAN Ref.8810
NIVREL Ref.N610
NIVREL Repliqu Lemania Limited
RGM Ref.116 Time Zone L.E.
EBEL 1911
EBEL Lichine
EBEL Discovery Ref.9080341
Girard Perregaux SEAHAWK Ref.7100
Breguet 5910
Breguet 5930
Roger Dubuis HOMMAGE
Roger Dubuis SYMPATHIE