56CD+DVD
廃盤
『ストラヴィンスキー・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション』
《ストラヴィンスキー自作自演ボックス》
世界初CD化音源23曲を含む米コロンビア全録音コレクション
米コロンビア・レコードが制作したストラヴィンスキー自作自演録音プロジェクト「ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー」を集大成。ストラヴィンスキーの指揮は、音符をそのままトレースするという基本姿勢に基づくもので、過度な感情移入や強調表現がおこなわれないため、結果的に聴きとれる情報量が多く、作品の様々な要素や改訂ポイントなどを理解しやすいものとなっているのが特徴でもあります。
このプロジェクト「ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー」は、そうしたストラヴィンスキーの指揮を前提に企画されたもので、ストラヴィンスキー作品の理解に欠かせない、示唆に富むものとして高い評価を得てきたものです。
今回のボックス化に当たっては、LPが初出のものについてはそのカップリングを踏襲、各ディスクはオリジナルLPデザインの紙ジャケットに封入し、ディスクのレーベル・デザインもオリジナルLP仕様とすることで、視覚面でも魅力的なものとなり、企画の時代感覚まで再現するようなカラフルな迫力を備えることとなりました。
商品のサイズは幅 22 cm x奥行 13.5 cm x 高さ 13.3 cmで、重量は2.3 kgとなります。
【豪華解説書】
CDサイズでハードカバー仕様、オールカラー264ページの別冊解説書には、アルバム毎の詳細なデータを網羅したトラック・リスト、作品別のディスコグラフィのほか、アメリカの音楽学者・音楽評論家でロシア音楽に精通しているリチャード・タラスキンによる新規英文ライナーノーツ『私こそが傑作だ~スタジオのストラヴィンスキー』、録音セッションでの指揮写真など多数の未発表写真を掲載。声楽作品の歌詞は掲載されていません。
【ストラヴィンスキーとレコーディング】
ストラヴィンスキーは後期ロマン派から十二音技法まで、多彩なスタイルで数多くの作品を書いた作曲家であると同時に、指揮者・ピアニストでもあり、自作を中心に演奏家としての活動も積極的に展開、レコーディングも早い時期から仏コロンビアなどにおこなっています。
米コロンビア・レコードのプロデューサー、ゴッダード・リーバーソンは、もともとは作曲家で、ストラヴィンスキーの作品にも大きな関心を抱いていましたが、そのストラヴィンスキーが1939年にアメリカに定住したことを知ると、作曲家自作自演録音プロジェクト「ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー」を発案、翌1940年に企画をスタートさせます。
リーバーソンは1956年に米コロンビア・レコードの社長に就任し、その肝いりでプロジェクトは継続、最終的にストラヴィンスキーの主要作品をほぼ全て網羅することになりました。
【ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー】
1940年にはSP録音でスタートしたこのプロジェクトは、録音技術の進歩とともに、モノラルからステレオに移行、より良い音質での収録が行なわれるようになっています。また、主要曲に関してはステレオによる再録音も積極的に行われ、ブルーノ・ワルターの録音で知られるジョン・マックルーアがプロデュースを担当、コロンビアの誇る「360サウンド」で捉えられたワイド・レンジの鮮烈なサウンドが作品の魅力を余すところなく伝えています。
オーケストラは、モノラル時代には米コロンビアが専属契約を結んでいたニューヨーク・フィル、クリーヴランド管弦楽団などのメジャー・オーケストラが起用され、ステレオ時代になってからは、ニューヨークとハリウッドで録音用に腕利きのミュージシャンを集めて編成されたコロンビア交響楽団がメインに起用されています。
なお、1960年代からはストラヴィンスキーのアシスタントだったロバート・クラフトがこのプロジェクトに加わり、高齢のストラヴィンスキーに代わってクラフトがリハーサルして細部を詰めておき、最終的なテイクではストラヴィンスキーが指揮するという形が多くなっていました(中には作曲者監修、クラフト指揮という形の録音もありました)。
【ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー・ボックスの変遷】
ストラヴィンスキーが遺した自作自演録音は、初出以後、1982年に生誕100年を記念してCBSによって31枚組のLPボックスにまとめられ、その秀逸なジャケット・デザインもあってか、たちまちのうちにコレクターズ・アイテムとなりました。日本では1982年6月に「ストラヴィンスキーの遺産」として限定輸入盤、7万2千円でCBSソニーから発売)。
CD時代に入ってからは、1991年にプラスティック・ケース入り22枚組のボックス・セットとしてソニー・クラシカルからCD化されて大きな話題となり、さらに2007年には廉価仕様のボックスとなってベストセラーを記録しました。【完全版ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー】
今回は、これまでのボックスには無かった1940~50年代のモノラル録音が含まれています。
◆ジャン・コクトーがナレーションをつとめたケルン放送交響楽団との『エディプス王』
◆ライナーによるメトでの初演直後にそのアンサンブルを引き継いで自らの指揮で録音した『放蕩息子の遍歴』世界初録音
◆ニューヨーク・フィルとの三大バレエ
◆『ペルセフォーヌ』世界初録音
また、ステレオ録音ながらこれまでCD化されていなかった音源も全て網羅されており、まさに「ストラヴィンスキー自作自演・完全版」で、ストラヴィンスキー自身が指揮もしくは録音監修にかかわった米コロンビア音源が全て網羅されているのがポイントとなっています。
加えて、ここには1947年と1949年にRCAに録音した『オルフェウス』、『ミューズをつかさどるアポロ』などのほか、1940年と41年にメキシコ交響楽団を指揮して録音した『妖精の口づけ』も含まれています。
なお、これまでのボックスに収録されていた1930年代の仏コロンビアSP録音からの復刻音源4曲は今回は収録されていません。
ディスク55は1977年にRCAから発売されたタッシによる有名なストラヴィンスキー・アルバムで、ストラヴィンスキー監修では残されなかった『パストラーレ』のヴァイオリン+ピアノ版、『兵士の物語』組曲のヴァイオリン+クラリネット+ピアノ版、『イタリア組曲』が含まれています。ディスク56は、ストラヴィンスキー指揮の『兵士の物語』の演奏に、ジェレミー・アイアンズの語りを加えて2005年に全曲版として発売されたものです。
【リマスター】
今回初CD化となる音源は、オリジナル・アナログ・マスターおよびメタル・パーツから最新テクノロジーによってリマスターされています。また既CD化音源に関しては、基本的に既存のリマスター音源が使用されており、音源が複数ある場合はその中でベストのものが選ばれています。その多くはオリジナル録音のプロデューサーだったジョン・マックルーアがリマスターを監修したもので、ブルーノ・ワルターのCD初期リマスターと同様に、最も説得力のあるサウンドとなっています。
【DVD】
ドイツのTV放送のために制作され、2014年に「C Major」よりソフト化されたマルコ・カパルボ監督によるドキュメンタリー「ストラヴィンスキー・イン・ハリウッド」(カラー&モノクロ、約47分)。1939年から1971年に亡くなる少し前までハリウッドの中心に住んだストラヴィンスキーですが、このDVDはこれまであまりクローズアップされてこなかったストラヴィンスキーとハリウッド映画業界との関わりをテーマに、新しい試み等に苦心する老大家の姿を中心に描いています。ストラヴィンスキー晩年の映像も貴重ながら、1940年代に収録された未公開のフィルムを見つけ出し収録しているのも注目。また、ロバート・クラフトによるインタビューも収められています。
【オリジナル・マスターCD化リスト】
以下の40曲が今回新規にオリジナル・マスターからCD化される音源で、このうち23曲が世界初CD化となります。
● バレエ組曲『ペトルーシュカ』(1940年録音)
● 妖精の口づけ~ディヴェルティメント(1940年録音)
● バレエの情景(1945年録音)
● タンゴ(1945年録音)
● 詩篇交響曲(1946年録音)
● 3楽章の交響曲(1946年録音)
● パストラーレ(1946年録音)
● 2台のピアノのための協奏曲(1947年録音)
● ロシア風スケルツォ(1947年録音)
● ダンス・コンチェルタント(1947年録音)
● 妖精の口づけ~ディヴェルティメント(1947年録音)
● ロシア風スケルツォ(1947年録音)
● オルフェウス(1949年録音)
● ミサ曲(1949年録音)
● 主の祈り(1949年録音)
● アヴェ・マリア(1949年録音)
● ピアノと管楽器のための協奏曲(1950年録音)
● 協奏曲ニ調『バーゼル協奏曲』(1950年録音)
● ミューズをつかさどるアポロ(1950年録音)
● オラトリオ『エディプス王』(1951年録音)
● カンタータ(1952年録音)
● 歌劇『放蕩息子の遍歴』(1953年録音)
● 七重奏曲(1954年録音)
● ディラン・トーマスの思い出に(1954年録音)
● シェイクスピアの詩による3つの歌曲(1954年録音)
● 声、フルートとギターのための4つの歌曲(1955年録音)
● 日本の3つの抒情詩(1955年録音)
● バーリモントの2つの詩(1955年録音)
● 3つの小さな歌(わが幼き頃の思い出)(1955年録音)
● 女声合唱のための4つのロシア農民の歌(1955年録音)
● ジェズアルド(ストラヴィンスキー編):われらを照らしたまえ(1955年録音)
● ペルセフォーヌ(1957年録音、ステレオでの初発売]
● 3つの易しい小品(1961年録音)
● 5つの易しい小品(1961年録音)
● 2台のピアノのための協奏曲(1961年録音)
● パストラール(ソプラノとピアノ版)(1965年録音)
● 結婚(ロバート・クラフト指揮)(1965年録音)
● 混声合唱と2つの管楽四重奏のためのミサ曲(クラフト指揮)(1966年録音)
● 結婚(クラフト指揮)(1973年録音)
● 結婚(ピアノラ、2つのツィンバロン、ハルモニウムと打楽器のための版/クラフト指揮)(1973年録音)
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