湯川秀樹
(1907~1981)生れ名・小川秀樹、東京市生れ、京都市育ちの理論物理学者。1929年、京都帝国大学理学部卒業。
同大学研究室の副手、同大学講師、大阪帝国大学講師を兼任。この頃、湯川澄子と結婚、湯川姓となる。
1934年、中間子理論構想を考え、1935年『素粒子の相互作用について』を発表、中間子の存在を予言。
当時の欧米の科学者は否定的、量子論の開拓者、ニールス・ボーアにも揶揄された。
が、1936年、カール・デイヴィッド・アンダーソンがミュー粒子を見つけると、湯川の論に俄然注目。
他の発見もあり1949年ノーベル物理学賞を受賞。アジア人としては三人目、日本人としては初めての受賞。
以後、反核運動にも参加、原子力委員会に選ばれても、積極派に反対、体調も崩し、1年余りで辞任。
1981年、急性肺癌から心不全を誘発し、死去、74歳。
< まがつびよ ふたたびここにくるなかれ 平和をいのる人のみぞ ここは >
書名:湯川秀樹自選集(昭和46年:朝日新聞社版):全5巻揃:
著者:湯川秀樹
装幀:原 弘
発行所:朝日新聞社
発行日:【一】昭和46年4月30日 発行 他
定価:1,000円 × 5 = 5,000円
所収:【一】 学問と人生 ◇ まえがき /
Ⅰ;学問と人生 / 科学と人生論 /
Ⅱ;文芸の世界(『カラマーゾフの兄弟』 他) / 心をとめて見きけば /
Ⅲ;時間と因果について / 古代の物質観と現代科学 / 二十世紀科学の一断面 / 科学的思考について 他 /
Ⅳ;偶然と必然/知識と知恵とについて/日本のみなさんにーノーベル賞を受けて 他/〇 解説(井上健)/
【二】 素粒子の謎 ◇ まえがき /
Ⅰ;素粒子の謎 / 素粒子の謎を解く鍵 / 中間子論の由来と発達について / 中間子以後三十年 他 /
Ⅱ;自然と人間 / ある日の感想 / 物質と思考 /
Ⅲ;理論物理学への道 / 理論物理学の方向について / 物理学の老化と若返り / 理論物理学の今昔 /
Ⅳ;素粒子の相互作用についてⅠ/場の理論の基礎について/素粒子と時空構造 他/〇解説(片山泰久)/
【三】 現代人の知恵 ◇ まえがき /
Ⅰ;科学文明の中の人間 / 現代人の知恵 / 物質文明と精神文明 / 過渡期の世界 / 科学と人間と平和 他 /
Ⅱ;近代における物理学の発達/
Ⅲ;原子力と人類の転機/原子力問題と科学の本質/日本の原子力/日本国憲法と世界平和 他/
Ⅳ;東洋的思考 / 東洋と西洋 / 東西の思想 / 折にふれて / 老年期的思想の現代性 /〇 解説(井上 健)/
【四】 創造の世界 ◇ まえがき /
Ⅰ;模倣と独創 / 科学者の創造性 / 同定の理論序章 / 私の生きがい論 / 人間の未来について 他 /
Ⅱ;宇宙と人間 / 開拓者としての科学者 / 科学的思索における直観と抽象 / ラプラスの魔 他 /
Ⅲ;天才の諸相 / 甘さと辛さ /
Ⅳ;科学者群像/ハイデルベルク教授を迎えて/シュレーディンガー氏の世界観 他/〇解説(市川亀久彌)/
【五】 遍歴 ◇ まえがき/
Ⅰ;旅人 ーある物理学者の回想ー /
Ⅱ;遍歴 / 欧米紀行 / スウェーデンの思い出 / ハドソン河畔の秋 / モスクワとキエフ 他 /
Ⅲ;思い出すこと / 南天の色づく頃 / 伴奏曲 / きのうきょう / 吉野と高野 / 平安の文化 /
Ⅳ;歌集 深山木 / 〇 解説(谷川安孝)/ 略年譜 / 著作目録 /
参考:帯有無、破れ等。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ等あり。四六判。計約3.3kg。≪古本購入≫
ゆうパック(追跡・補償あり)サイズ60。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。