クラフトワークの歴史的発掘映像と、超レアな初期のライブをカップリング。音源は1971年6月ドイツ、ブレーメンで行った最初期のライブが約70分です。この頃の音作りはまだ手作りなもので、"Stratovarius"などの演奏で、バンドはフルートやハモンド・オルガンのディスト―ションによる実験を試みているシーン。それでも一貫したビートと醒めたアレンジは、この数年後にバンドのサウンドが辿っていく方向性を予見させるものに。そしてカッブリング映像は2014年になって、ドイツのおなじみ「ロックパラストで再オンエアーされた、ライブ・パフォーマンスを50分にわたって収録。現存する彼らの映像としては最古なもので、後のクールなテクノ・スタイルと真逆の、長髪にレザー・ジャケットの出で立ちで実験的なパフォーマンスを繰り広げている姿は圧巻。そしてこの1970年冬ドイツ、ゾースト市の発電所で行われたライヴは、ラルフ・ヒュッター（ハモンド・オルガン）、クラウス・ディンガー（ドラム）、フローリアン・シュナイダー（フルート）のトリオによるもので、3人が登場し、会場に驚愕した表情の観客を多々残すことに。なお、その演奏はその後のクラフトワークのスタイルとは趣を大きく異にしている中、どこまでもアヴァンギャルドなこのパフォーマンスは、むしろクラウト・ロックを彷彿とさせるもので、当時からまさに稀有な存在だったのが確信できるもの。

・Tracklist

CD : 1. Heavy Metal Kids/2. Stratovarius/3. Ruckzuck/4. Vom Himmel Hoch/5. Rueckstoss

[Gondel Kino, Bremen, Germany June 1971]

DVD : 1. INTRODUCTION / STRATOVARIUS/2. RUCKZUCK/3. HEAVY METAL KIDS/4. IMPROVISATION I

[ROCKPALAST LIVE : LIVE IN SOEST, WINTER 1970 :49min]

・Type：Soundboard & Pro

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