
パナソニックのポータブルCDプレーヤー、SL-S150の状態の良い物を洗浄、外装部品の半つや消しクリアー塗装、内部回路をメンテナンスし、再ハンダ付け(ハンダ割れ修正)、加えて当時の歪みっぽい音質をより良い状態にした物です。
本体と、ACアダプター及び交換した部品を証にお送りします。
パナソニック最後のマルチビット機になります。さらっとした抜けがいいけれど、少し平板な音が特徴の機種です。
1989年から1990年始めの製品ゆえ、可動部のグリスの固着や電源部の電解コンデンサーのドライアップ等が心配される時期です。
そのため、主要電源コンデンサーは、有機固体コンデンサーに取り替え、タミヤのテフロン含有グリスを再塗布。各部再ハンダ付けなど行ってます。
液漏れがありましたが、基板への浸潤はなく動作には問題ありません。錆びていた電池端子や、反応の悪かったタクトスイッチは良品と交換しています。
また、音質チューニングですが、可能な部分は2倍程度の有機固体電解コンデンサーに交換し、マスタークロックもセラロックから、より一桁以上ジッター成分の少ない水晶発振器に取り替えています。
またより深みのある低域再生を狙い仮想アースの独自解釈回路を搭載しています。
古い物なので、最新のDAPなどの空恐ろしいほどのS/N感はありませんが、CDを愛する、音楽を愛する人に向けて作り込んでいます。
各部動作確認はできる限り行ってますが、プログラム演奏や当時物の専用ニッカド電池の充電機能は未確認です。
以上のことをご理解頂き、ノークレームノーリターンでお願いします。