
ヴェルディ 歌劇 オテロ DVD アントネンコ ポプラフスカヤ アルヴァレス カステッロ ペトレンコ 極美品 ムーティ ウィーンフィル 2008 ザルスブルク オテッロ 邦語字幕 トゥットヴェルディ
オテロのDVDです。“トゥットヴェルディシリーズ”の一枚なのですが、これだけがザルツブルクの舞台で ムーティ指揮のウィーンフィルの演奏…という特別仕様です。いつもはパルマを主会場とした公演で、それなりの親近感とまとまりのある舞台なのに比べて、ガラリと雰囲気の異なる成果に接すると 若干の戸惑いを感じる…というのが正直な感想です。2008年の公演で シリーズ開始と同時期でもあり、これ以上の顔触れを揃える事も不可能…などユニテルなりの判断が有ったのだと推測されます。
それは兎も角として、これはこれで物凄い公演です。ウィーンフィルとウィーン歌劇場合唱団が唸りを上げているのが分かる演奏で、スケール感は満点ですし ムーティも最円熟期だと感じます。若い頃のムーティも素敵でしたが、“筋トレのし過ぎ”の様なスリム感があり、少し欲求不満を残す事もあったかに思われます。この頃 ウィーンフィルとの関係も極良好で、おそらく年齢 体力共にベストだったのだと感じます。
アントネンコのオテロは パワーと言い 押出しと言い近年のベストでしょう。ドミンゴよりデルモナコに近い印象で、感覚的に硬質でとてもグッドです。ただ…この方 ハンサム過ぎて “あれでは 劣等感が湧きっこないや” と思わせるのが …“玉にキズ” 。アルヴァレスは それ程には個性的な声ではないものの 言葉だちが明瞭で、なまくらヤーゴの多い近年にあっては “ひさかたの” 出来だと目を見張りました。ポプラフスカヤは 声をわりあい低目に使って はじめは野太い印象ですが、演技も抜群の方らしく 3幕からは見違えるほどの舞台振りです。けっきょく終幕などは一人で舞台をさらってしまい とても見事な出来だと思いました(ここの女声二人はマルガレーテとマルテ風)。ペトレンコが脇役でちょっとだけ顔を出すのも嬉しかったです。
本幕を開閉して適度に幕外を作ったり、一杯道具を変化させたりするのも名案だと思いました。この演出では エミーリアが完全な悪者で、その表情を的確に捉えたカメラワークも見事だと感心しました。
ザルツブルク祝祭大劇場の舞台で パルマとは異なる成果ですが、本格の舞台には違いなく 極上の録画です。時にゆるみ加減が気になるパルマの合唱に比べて、こちらの合唱団の周到な事(録画慣れしているとも言える訳で)まさに百戦錬磨で舌を巻きます。
ほかには ザルツブルク モーツァルテウム管のメンバーが “舞台音楽” としてクレジットされていて目を引きます。“バンダ” と言うより デズデモーナの歌のマンドリン伴奏の部分かと思われます。どこまでも贅沢な公演です。
極美品です。本体 ケース ブックレット共に開封時のままに綺麗だと思います。日本語字幕付き。
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