
今期のモデルです。使用回数4回、いずれも平均滑走時間は2時間になります。
118-67-104mm 165cm R13m
ビンディング: SPX12 ROCKERACE GW HOTRED (DIN: 3.5-12)
重量: 3345g (当方のデジタル秤での計測値)
金具はソール長315mmで取り付けています。
プレートには予め穴が開いていますが、311-325mmと刻印された穴に取り付けましたので、このサイズのソール長のブーツであれば前圧調整だけで、ポジドライバーを使って金具を付け直すことなくお使いになれるはずです。
当方では調整は一切行いませんので、その点ご了承下さい。
来期もコスメは変わりますが、キャリーオーバー(継続)されます。
ちなみに、来期の価格は215,600円となっております。
ロシニョールのHERO MASTER STの姉妹機に該当します。
ロシとの相違点は製造工場が違うこと(ロシはフランス、ディナはスペイン)、振動吸収材の挿入箇所が異なること(ロシは板前半の中央、すなわちLCT、ディナは両サイドエッジの脇)、ビンディングがロシはSPX15でディナはSPX12(重量がロシの方が100数十グラム重い。またSPX15はグリップウォーク非対応)。
共通点はメタルの厚さと芯材(どちらもアッシュ100%)。
FIS SLモデルはビーチとポプラの混合材ですが、こちらは引き続きアッシュが採用されています(ただしワンサイズ短い板はビーチ&ポプラになります、ややこしいですが)。
従ってAnother Skiさんの試乗レポートでも女子用の157cmだとしなやかだけど、165だと張りが強いとコメントされている方もいらっしゃいますが、その理由は芯材が異なるからです。
付け加えれば、私は過去6年間ディナとロシのFIS SLも所有していましたが、現行のMASTER STと本機の方が気持ち張りがFIS SLより強いと思います(ただし2022-23モデルを除く。年度によってメーカーは公にアナウンスしないものの、フレックスは硬くなったりソフトになったり微妙に調整されています。その年はかなり硬めでした)。
ただし、ベースエッジのビベル角の工場出荷時の角度がMASTER SLとFIS SLとでは異なり(前者は1度、後者は0.5-0.75度)、またエッジの幅も異なります(FISモデルの方が細い)。
以上の違いはディナスターにも当てはまり、それらが乗り味の違いとなります。
もう一つの注意点ですが、ディナスターのHPにおける本機のデータは、数年前のそれから重量が間違ったまま訂正されていません。
私が実際に測ってみた質量からすると、プレート込みの板の重量は4300gが正当です(1/2pair 2150g)。
余談ですが、2150gというとアトミックの人気機種S9i proがやはり2150gですので、この辺はどのメーカーも基本的な剛性感は一緒なのかなと思います。
4年前モデルのディナのFIS SLはSPX12を付けて乗っていましたが、その時も重量を計測したことがあり、3325gでした。
20gの差は板の個体差であると思われます。
ロシニョールのカタログを見ると、板の重量は±5%と小さく表示されており、かなり個体差があることが想像されます。
今期モデルのロシのMASTER STは持っていないので実測はしていませんが、こちらも4200gではなく、FISモデル同様4300gが正しい数字ではないかと思っています。
重ねていいますが、ウェブサイトにおけるディナスターの本機の質量は間違っています。
MASTER SL KONNECTは本機のプレート違いではなく、サイドカーブもサイズレンジも構造も異なる別物になります(重さも非常に軽量であり、はっきり言って1~2級レベルの板です)。
ショップの人も気づいていない人が多く、この点が本機の知名度の低さ、正当な評価の低さに拍車をかけていると思います。
ディナスターはロシのHERO MASTER LTに該当するシリーズの板もラインナップしていますが、ロシがSPX15を付けて販売しているのに対し、ディナはGW対応のSPX12を付けて販売しています。
なので、グリップウォーク・ブーツをお持ちの方はぜひ選択肢に入れていただきたい板です。
ロシのMASTER STとFIS SLが長岡市のヒマラヤに在庫があり、最近2ヶ月の間に日を変えて3回手に取り、フレックスを確かめてみました。
私が今回出品している板の方がMASTER STより気持ちフレックスはしなやかだと感じました。
メーカーはレーシングモデルをデチューンして乗りやすくしたと宣伝していますが、FIS SLからトップカバーを外し、サイドウォールを若干柔らかに素材に変更、ベースエッジのビベルを多めに設定した程度で、数年前までのFIS モデルとほとんど乗り味に変化はありません(ただしサイドカーブが現行のFISモデルは119-67-102になっているので、金型変更における板の挙動の違いはあります)。
基本的に張りが強めの板なので、ピッチの細かいショートをするにはかなりの技術の高さが求められるでしょう。
しかしながらミドルターンでしたら全然オートマティックに行えますし、それよりターンサイズが大きなロング寄りのターンは明らかにFIS SLよりやりやすいです。
ロシのMASTER STでしたら試乗会でお目にかかれる機会が多いと思うので乗った方もあると思いますが、ディナはそれより3~5%ほどフレックスがしなやかですからより扱いやすいと思います。
使用回数は少ないですが、3月に入ってから入手したので、4回のうち3回は悪雪&ザブ雪での滑走となってしまいました。
(コブ斜面では使っておりません。)
そのため滑走面はほぼ無傷ではあるものの、トップシートの両サイドとプレートの後方のサイドの計6-7箇所に軽微な傷が入ってしまいました。
売却にあたり少しでも見た目を良くしようとエポキシ系接着剤で補修したら塗りすぎてしまい、かえって見栄えが悪くなりました。
なにもしないほうがよかった・・・
これらの小さなキズの様子は本ページの写真の解像度ではわかりにくいと思うので、別途
Googleフォトにもっと多い枚数の写真をアップしておきましたのでご参照下さい。
ホットワックスは3回入れております。3回目のホットワックスのあと1回滑っています。
エッジはプレチューンナップはしていませんが、サイドエッジは軽く自分で不均一な部分を研いでいます(88度)。
滑走面はフラットであり、ベースエッジも均一な角度(1度)だったので、特にチューンナップをする必要は現状ではないと思っています。
スキー板専用の段ボール箱に入れて発送します。
送料は込みとしますが、業者は日本郵便とさせていただきます。
配達指定時間がある場合は、落札後取引メッセージでお知らせ下さい。