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役者人生・本日も波瀾万丈　北村和夫

今村昌平監督との少年時代から今に至る友情、戦争の体験について、杉村春子や太地喜和子といった名女優との交流など、豊富なエピソードに彩られたエッセイ。著者の半生を「一人芝居」をイメージした語り口で綴る。

目次
第１章　幼年時代
第２章　今村昌平との出会いと友情
第３章　戦中戦後の混乱の中で
第４章　早大・文学座研究所での日々
第５章　文学座ひと筋に
第６章　わが愛する女優たち


レビューより
文学座の看板俳優として、特に女優杉村春子の相手役としてその地位を築いてきた著者の半生記。本来は医師になるはずが芝居に憑りつかれて道を変更、以降舞台、映画、テレビに多数出演、数々の賞を受賞する。後半の杉村春子、太地喜和子の話は貴重だし心に刺さる。今は俳優北村有起哉氏の父といったほうが通りがいいかもしれない。

杉村春子さんや太地喜和子さん、今村昌平監督さんとの交友等は手に汗を握る語り口ですね。たいへん感動しました。