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本品はAriaのサブブランド「Diamond」から発売されたSGタイプです。
1980年代後半から90年代初頭にかけて製造されたモデルで、国産ギターがまだ高品質なまま比較的手頃に入手できた**“最後の世代”**といわれる時期の一本です。
【歴史的背景】
70年代後半から80年代前半にかけて、国産ギターは世界市場で高い評価を受けていました。
その中心となっていたのが、Ariaを支えた**松本楽器(Matsumoku工場)**です。
しかし1987年にMatsumokuが閉鎖され、国内生産は大きな転換期を迎えます。
このギターは、その直後の移行期に登場したモデルで、Matsumoku時代の設計思想を受け継いだ最後期のAria SGです。
90年代以降の海外量産モデルとは一線を画す、しっかりとした作りとサウンドが魅力です。
【特徴】
・セットネック構造により、ハイフレットまで非常に弾きやすく、リードプレイにも最適です。近年の廉価版とは違い、ネックにもバインディングがあります。
・軽量(約3kg前後)で、長時間の演奏でも疲れにくく、レスポールとは異なる軽快なレスポンスを持ちます。
・SG特有の歯切れの良いアタックと、ロックで映える中域の抜けが特徴。
・クリーンではきらびやか、歪ませると暴れるようなロックなサウンドを実現します。
【スペック】
・ボディ:マホガニー
・ネック:マホガニー(セットネック)
・指板:ローズウッド
・ピックアップ:ハムバッカー×2
・コントロール:2ボリューム / 2トーン / 3ウェイ
・カラー:チェリー
【コンディション】
・製造から35年の年月を考えるとグッドコンディション。
・ネックはほぼストレート、トラスロッド余裕あり。
・フレット残:約7割程度。
・金属パーツにくすみ、小傷等はありますが、年代を考えると非常に良好な状態です。
・動作確認済みで、即戦力としてお使いいただけます。
【コメント】
現在、1980年代前半の国産ギターはすでに高騰しており、Tokai、Greco、Ariaなどは20万円以上で取引されるものも珍しくありません。
これは、まだ現実的な価格帯ながら、将来的に再評価される可能性が高いモデルです。
ライブやスタジオに安心して持ち出せる「プレイヤーズギター」でありながら、
じわじわと高騰しつつある国産ビンテージの入り口としても最適な一本です。
**“気兼ねなく弾ける本格派”**をお探しの方に強くおすすめします。
【発送】
・厳重に梱包して発送いたします。
・ケースは付属しません。本体のみの出品です。
※中古品につき、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。
ご不明点がありましたら、入札前に質問欄よりお問い合わせください。