孤高の救命医の足跡を描いた秀作を特別編で振り返る！「救命病棟24時SP」DVD版セット！
独特の正義感で医療と向き合う進藤医師の生き様を描いたシリアスヒューマンドラマ「救命病棟24時」
その最も人気だった第一作を新たなドラマを加えて振り返る総集編のさらに特別版
「救命病棟24時SP」(2005版ディレクターズカットバージョン)
と、第２作目の特別編
「救命病棟24時パート2SP」(2002版)
をセットにしました。
「救命病棟24時」は、1999年に放送されシリアスドラマでありながら絶大な人気を誇りました。
当時はどこか閉塞感のただよう世の中でしたが、未来への希望を与えるワケでなく、世の中のうっ憤を晴らすわけでなく、
ただ、ただ、一生懸命に何かを護ろうと、何かを貫こうと、何かに抗おうとする姿を描いたこの作品は、当時の人の心に響くものがありました。
「救命病棟24時SP」(2005版ディレクターズカットバージョン)
シリーズ通して高い人気のファーストストーリーをオリジナルカットを交えて振り返る特別総集編です。
物語は、
シャレたレストランでメニューを選んでいる小島医師。
彼女は腕利きの救急救命医師だ。
その時、突然レストランにいた客のひとりが倒れ込む。どうやらチアノーゼを起こしている様子。
すぐに救急車を呼び、付近の病棟を探すが一刻を争う事態だというのになかなか見つからない。
とっさの気転で処置ができそうな診療病院に行き先を変更させ、そこへ搬送。
そこには応援のアルバイトできていたパート２からのストーリーでお馴染みの矢部医師が来ていた。
新旧のストーリーキャッチャーがここに初顔合わせするという、ファンには嬉しい設定で進展していく中で、
小島は自分がまだ未熟な研修医で進藤医師に散々やり込められていた頃を思い出す。
目の前にいる矢部医師がついこの前まで自分と同じ立場だったとは知らずに・・
って感じで進行していきます。
その後の進藤医師の様子も新たに撮影された豪華な特別総集編になっています。
映像特典には、
ロングとショートの２種類の予告編にくわえ、当時まだ実験的な使用だったデジタルハイビジョンカメラ(ビスタサイズ)で撮影されたシーンをノートリミングで収録。
少し横に広い画郭をそのシーンを楽しむ事ができます。
「救命病棟24時パート2SP」
人気のまま終了した前作から1年後に制作された「救命病棟24時パート2」
進藤医師の戦場を港北医大に移して新たなメンバーと共に新たな物語が進行しました。
そのパート2も好評のまま最終回を向かえ、熱気も冷めないまま制作されたのがこのスペシャルドラマです。
物語は、
いつもと変わらぬ多忙な日常の救命病棟。
そこへ少年が運ばれてきた。
なんでもニット帽をかぶった不審者に突き飛ばされて頭部を打ったらしい。警察も同行している。
どうやら、以前からその不審者を追っているようだ。
その頃、香坂医師(この時点では元医師)は会場で行われる豪華なクリスマスパーティ会場にいた。
イベントも盛り上がってきた時、突然不審者がライフルを持って乱入。
その不審者は、あの少年を突き飛ばしたというニット帽の男だった。
パニックとなった船内で香坂はどうするのか？場所が海上ではどうする事もできない進藤たちの行動は？
複雑なピースが次第にまとまっていく。
って感じで進展していきます。
このDVDにも映像特典が付いていて、
テレビシリーズとスペシャルのクランクアップの様子が収録されています。
花束をもらって素顔のメンバーたちのコメントが楽しめますね。
以上、
特別版のドラマをセットにした２作品です。
主人公の江口洋介が「ひとつ屋根の下」とはまた違ったシリアスな魅力を発揮してます。
パートナーを演じる松嶋菜々子(パート１)と松雪泰子(パート２)もこの頃はイイ感じですよね。
他にも、後に「海猿」で一世を風靡する伊藤英明や、今や司会に進行役にと幅広く活躍している谷原章介などがサブキャストとして初々しい感じで出ていたりと見どころ満載です。
現代ではあまり"パート２"とか"パート３"といった表現は少ないですよね。
海外のドラマの呼び方をマネたのか、”シーズン２”とか”シーズン３”などと呼ばれることが多いですが、どうにも日本人にはなじみませんよねー
直訳すると”２番目の季節”とか”３番目の季節”って感じで、妙な意味合いに感じます。
海外では、試しにドラマを制作してみて、人気が出れば続きを制作するという、あからさまな資本主義というか商業的というか、そんな感じで展開していますが、あまり気持ちの良い印象ではないですよね。
昔の日本の番組は、数字が少なくても、人気が出なくても、とりあえず最後までやりきる意気込みがあるものが多かったですよね。
そのせいか、その時に人気が出なくても、後々に再評価されたりする事もありました。
現代は、何となく海外化しているような気がします・・あまり、海外の影響や後の海外への輸出なんかを気にしないで制作してほしいものですよね。
では、ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
それにしても、
この当時の作品は現在ほど規制やしばりが強くないので、その分シナリオに自由な表現ができましたよね。
たとえば、進藤先生と小島先生の出会いのシーンなんて・・
会ったばかりの小島研修医に対して、いきなり"おい、そこのデカい女！"ですからねー(苦笑)
今ならモロにハラスメントって感じで、その手のセリフ回しは使えませんよね。
この「救命病棟24時」が放送を開始した1999年は、
"適当に"とか"天然"とか"フワフワした癒し系"とか"どうでもいいよね"などなど、なんとなくユルい感じの雰囲気で世の中を見ている風潮が流行っていた時代でしたよね。
その理由には諸説ありますが・・、
1999年で世界が滅亡するとか言われてきたのに、どうやらその兆候は無さそうだ。という事で、
どこか安堵した・・というより、むしろ逆で何も起きない事への絶望感というか、ある種の"燃え尽き症候群"というか・・そんな空気が流れていました。
加えて、バブルが弾けた影響というのもニュースの中とか一部の大会社や商社などでの事のようにしか思えず、民間人全体に何か大きな大打撃を受けた感覚も無かった事から、再び悶々とした毎日が続くのだという、言われようもないほどの平行感が漂っていました。
もっと大きかったのは、
間もなく2000年が来て、続いて21世紀になるという節目の時代に立ち会っているのに・・
まったく実感が起きないという虚無感が、滅亡説を信じていなかった人たちも含めて満ちていましたよね。
実感が無いのも無理はありません。
2000年代だとか21世紀だとかのイメージとはかけ離れていたからです。
子供のころから夢に見ていたような科学が進歩した世界にはならず、ロボットやアンドロイドたちが人間の代わりに仕事をしてくれて労働社会からある程度解放された世の中にもならず、
あの有名なネコ型ロボットが持っていたような便利な道具が開発されそうもない・・。
たしか設定では、あのネコ型ロボットは21世紀の前半には廃棄処分になりかけていて子供の小遣いでも買えるくらいに出回っていたはずなのに・・。
何十年も前に人類が月へ行ったのに、こんなに時代が経過しているのに宇宙開発は進まず太陽系すら出て行けてないどころか、第一歩だったはずの月ですら観光地にもなっていない現状。
いざ、21世紀という未来の世界が近付いてみると、あと１年くらいで劇的に世の中が変わるはずもないし、"もしかすると・・もう、あんまり世の中は進化しないのでは？"
という、どこかガッカリしたような閉塞感や先行きの無さが何となく感じ取れて、世の中の人々をどこか適当な感覚にしてしまったのではないか？という見た方が多かったですよね。
西暦の千の単位が1000年代から2000年になり、しかも、ほぼ同時に100年に一度しか来ない世紀の数字も変わる。次にこんな事が起きるのは千年後です。
そんなとんでもない事がもうすぐ起こるというのに、いつもと変わらない世の中が目の前にある・・・。
どこかあきらめムードで、あまり何かを期待できなくなってしまったり、あとは適当にやっていこう。って感じの空気が流れていたような気がします。
だからなのでしょうか。
適当に笑えるようなお笑い番組やバラエティー番組などがとても多かった感じでした。
そんな中で、あえて目の前のシリアスな現実に立ち向かうヒロイックヒューマンドラマを制作した意図は分かりませんが、
何か人々に刺さるものがあったのでしょうね。
「救命病棟24時」は大好評になりました。
未来科学でも先進進化でもない、それに比べればごく小さな、今でもどこかにありそうな人間関係のドラマ。
身近だからこそ、そこに何かを感じたのでしょうかね。
ここでさらに余談ですが、
個人的には、"DVD"か？"BD"か？と尋ねられたら、自分はDVD派だ！と即答しますね。
DVDもBDもビデオCDの進化系なのでMPEG方式で記録されているのですが、BDには期待していただけにガッカリさせられました。
ビデオCDの画面を少し大きくしてフレーム数を増やしたのがDVDですよね。これによって画面が少しキレイになって動きもスムーズになった事で、ようやくそれまでのアナログ映像に近付いた感じでした。
BDは？というと、テレビ画面がブラウン管から液晶に変わり、さらに大型化した事で、大きな画面に耐えられるクオリティを。という事で、1080HD画面、４K画面、８K画面となった感じです。
つまり、画面が大きくなればMPEG動画ファイルも大きくなるワケで、それで大容量のBDになったみたいな説明でした。
たったそれだけ？？と思いましたねー。
新しい映像圧縮技術ができたとか、これまでにない映像記録方式が開発されたワケではなかったみたいで残念でした・・。
ちなみに画面の鮮やかさやクオリティの高さは、単純に映像編集装置の進化によるもので、HD画面だから。4K、8Kだから高鮮彩な。というワケではないですからね・・。
さてさて、余談はこのくらいにしまして、
この商品はいわゆるワンオーナーものです。
商品内容は、
「救命病棟24時SP」が、ケース、アンケートハガキ、ディスクの３点で、
「救命病棟24時パート２SP」が、ケース、中紙、ディスクの３点です。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
ディスクの状態は、使用感による小傷が少しだけある感じですが、キレイな方だと思います。
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
※注意１ こちらは週に1～2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には１週間以上かかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、配達日の指定や配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意２ 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意３ 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意４ 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。
;)
