
古い東芝製ブックシェルフ型エンクロージャーに、ダイヤトーンのフルレンジドライバー「P-1050F」を搭載した、密閉型パッシブフルレンジスピーカーです。
筐体、ドライバーともに中古品です。
以下の整備を施しています。
・ バックパネルの新調
・ キャビネットの補強
・ ドライバーの交換
・ 配線の引換え
・ 吸音材の設置
キャビネット背面のパネルを作り直しています。(写真3枚目)
12mm厚MDF製のクリアラッカー仕上げ。木ネジ10点留めです。
バナナプラグに対応するコネクターユニットを搭載しています。
キャビネット内部を大幅に補強、密閉性を強化しています。(写真7枚目)
桧工作材で端部を封鎖、コーキング材で板材どうしの隙間を埋めてあります。
ドライバーをダイヤトーン製「P-1050F」に交換しています。(写真同)
昔ながらのパルプ製10cmカーブドコーンとダウンロールクロスエッジの組合せです。磁気回路は防磁設計。日本製。
ユニットのインピーダンスは16Ωですが、筐体内で調整して6Ω接続で駆動できるようにしています。
上記に伴い、配線を新設しています。
吸音材として、東京防音の「ホワイトキューオン」を封入しています。(写真同)
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キャビネットは、年代物にしてはPVCシート仕上げに傷や剥がれがほとんどなく、良好な状態です。
バッフル面のネットは変色していますが、こちらも綺麗に残っています。なお、固定式ですので着脱不可です。
ロゴエンブレムは車載用のものを流用しています。
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70年代の製造と思しき型式不明の東芝製(not Aulex)筐体に、80年代ダイヤトーンのフルレンジドライバーを載せてみました。
低音は不得手ですが、バスレフ式にはせずにあえて密閉型を保たせました。代わりに、古式スピーカーならではのスカスカな筐体を改装し、しっかりエアサスが効くようにしています。
古い10cmフルレンジ1基ですが高音方向は比較的よく伸び、18kHzくらいまでは十分有効かと思います。
「鳴らせるヴィンテージスピーカー」をお探しの方はぜひ。
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・ 1ウェイ1スピーカーフルレンジ/密閉型/防磁設計
・ 寸法:160W x 280H x 120D mm
・ 重量:約1.8kg
・ インピーダンス:6Ω
・ 入力:10W