デビュー・アルバム『M Ch Shn Ch』を発表して以来、4年ぶりのセカンド・アルバムとなる『Tin D B Rn』をリリース。更に成熟した、中国の伝統的な楽器と実験的でエレクトロニックなサウンドの融合 「天地不仁Tin D B Rn」というタイトルは、道教の基本書である老子の『道経』の中の慣用句に由来する。前作の「木屮山出M Ch Shn Ch」は、形が無く自由自在に動くさまから、若さゆえの活力と理想的な考え方ととらえつことができる、前作の流れから本作、「Tin D B Rn」は、成熟をテーマに描いており、”無関心な天(無慈悲な天=天下の私を重んじない神のこと)”という考え方からより現実主義、忍耐、といった意味合いを含む1stアルバムよりもより成熟した内容になっている。 中国の伝統的な楽器と実験的なサウンドスケープをミックスしたハウィーの特徴的な14曲は、人間の意志と破壊について考察している。より具体的な内容としては、資本主義の貪欲と環境破壊の相互作用、人間の道徳と科学的倫理の対立、グローバルな動きとローカルな反発の間の緊張など現代の様々な相克を含むものとなっている。HOWIE LEE の曲は弁証法的な会話に則り進行し、対立する立場、感情、反応の総合を表現する。天地不仁Tin D B Rnはここでは、中国における偏狭なナショナリズムとポピュリストの怒りに取り組むことを目的に用いられており、「天下万物」(tinxi)を分析するように、HOWIE LEEの祖国とより広い世界の両方を観察している。(メーカーインフォより) https://howielee.bandcamp.com/album/ti-n-d-b-r-n ※4,7,11,13は収録されていません。