【詳細】
初版完結set 中島望 宇宙捕鯨船バッカスシリーズ ハルキノベルス
宇宙捕鯨船バッカス 2005年9月8日初版 角川春樹事務所発行
ランデヴーは危険がいっぱい 2006年4月8日初版 角川春樹事務所発行 帯付
ベテルギウス決死圏 2006年10月8日初版 角川春樹事務所発行
宇宙捕鯨船バッカス
二十一世紀末。第三次世界大戦によって汚染されつくした地球は、赤色巨星の惑星からきた異星人から驚異的な科学力を学んだ。四十%しかない食糧自給率を補うために、宇宙交易と宇宙での「狩り」をし、また、ワームホールによって恒星間の旅行も可能となった。宇宙を夢見る十八歳の少年・沖田正午は、宇宙捕鯨船の船長・神武高虎の娘・亜衣を暴漢から救ったことによって、宇宙捕鯨船「バッカス」のクルーとなることを許された。美少女アンドロイドのエスタとリスベルとともに、正午は地球の常識が通用しない神秘の宇宙を駆けめぐるのだが...書き下ろしで贈る、スペースファンタジーの傑作。
ランデヴーは危険がいっぱい
宇宙に浮かぶ全長六マイルのシーラカンス。それは航行中の修理や造船を目的とした浮きドックだった。宇宙捕鯨船バッカスのクルーとなった沖田正午は、この巨大な浮きドックで一週間の休暇が与えられた。艦長の娘・亜衣や美少女アンドロイドのリスベルたちと、束の間の休息を楽しむ正午だったが、異星人のジャニオルン人に襲われてしまう。動物公園から逃げ出した不死の怪物べレムノーズにも追いかけられ、絶対絶命のピンチに追い込まれるのだが・・・・・・。
ベテルギウス決死圏
小惑星をもつぶしてしまう巨大宇宙樹バオバブ、全長五十メートルの宇宙ウミガメ、植物が人間のように動き回る緑の星リリョウ。捕鯨船バッカスのクルーとして宇宙を飛び回ってきた正午にとっても、宇宙はいまだに未知なる世界だった。それは三度目の捕鯨でのことだった。捕獲した鯨の胎内から生きているアンドロイドが救出されたのだ。ロシア系の外見をしたその少女型アンドロイドはソフィアといった。記憶をなくしているソフィアは、バッカスのクルーとして同行することになったのだが...書き下ろしスペースファンタジー、堂々の完結篇。
中島望
1968年生まれ。1999年、『Kの流儀 フルコンタクト・ゲーム』で第10回メフィスト賞を受賞しデビュー。格闘系作品の小説家としてのイメージが強いが、2006年に刊行した『クラムボン殺し』など、ミステリーやSFも手がけ、様々なジャンルの作品を執筆
【状態】
経年劣化により焼け、シミ、表紙にスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。