古伊万里:江戸中期若松菊散向付小振ぐい呑み口縁極小アタリ・高台ホツ有⑤
江戸中期の薄作り小振向付小振です。
御煎茶に、ぐい呑みに最適です。
心地よく掌に収まるふっくらした形、
薄作の上手は口当たりが良く、ぐい呑に最適です。
溢れそう、なみなみで100cc、
控えめに、口縁1㎝手前迄で60cc、
ぐい呑みに最適では、と思います。
薄ダミ濃淡を駆使し繊細な筆で若松と菊散を絶妙なバランス
で仕上げています。完璧です。
上手に多い高台の二重圏線、文様、裏銘二重角福も魅力です。
上がり発色は綺麗です。
江戸中期の小さな向付、当時20客単位以上で出荷されました。
(倍数の単位、40客や80客の当時の箱入で購入した事有)
御膳文化に必要な、個々の調味料入の様な小さな器です。
(少量のお醤油、割酢、たれ、薬味、珍味の合わせ物等)
御膳文化は、大小多様、多くのお洒落な器を生み出しました。
5客組販売を単品販売に変更しました。
出品商品を含め残2客、1客は完品で同時に出品、
上がり発色は共に綺麗です。
インスタグラム始めました。
Instagramでも販売しています。
ホームページをリニューアルしました。
時代によって変化する伊万里を、画像比較して、お楽しみ戴ければ、
と思っています。是非ご覧下さい。
時代 江戸中期、1750年代前後
口径 6.8 cm
全高 4.7cm
状態 口縁厚から内に2㎜弱の極薄いホツ(側面には出ず、画像参照)
高台畳付厚に2㎜強の薄めの削げ(座りに支障無、画像参照)
キズではありませんがご確認戴きたい詳細:
口縁厚み部内に微かな変色、側面に釉溜多少
(微かな煙による変色かな?と思います)
(凝視し分かる程度、目立たず許容範囲、画像参照)
極小灰振・釉切・凹凸・呉須濃淡滲散多少
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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
(1610年代)
江戸時代に作られた伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
現在の佐賀県有田周辺で作られた日本初の磁器です。
(伊万里港から出荷)
江戸後期の伊万里について知っておきたい事
江戸幕府体制に陰りが現れ国が徐々に騒がしくなります。
日本初の磁器生産を果たした伊万里の里、有田周辺では、
文政期に、主な窯場が台風の大火におおわれ、大きな被害を受けました。
伊万里陶工たちの一部は諸藩に散らばりました。
技術の流失です。その後磁器生産が各地で始まります。
文政期の大火事で有田皿山周辺は焼け野原状態でした。
佐賀藩は、窮乏から生まれた近代化への改革を始め復興を遂げます。
藩の援助もあり、伊万里も復興を果たしました。
輸出の再開が始まり販路が広がります。
藩に残った熟練工たちの技術を生かし上手伊万里が多く生産されました。
幕末期の銘品は意外に多いです。
九州陶磁文化館の柴田コレクション にも、追加寄贈された銘品が多くあ
ります。
最盛期伊万里の技術が、後世に受け継がれた確かな証とし、柴田氏から
多数寄贈されました。
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