
文庫です。 きれいなほうです。
昭和元年、三島1歳。
13歳、処女作発表。
20歳、敗戦。
そして昭和45年、45歳で衝撃的な自裁。
まさに昭和という「時代」を駆け抜けた三島は、
現在に到るまで世界中で数え切れない読者を魅了してやみません。
徹底した美意識のもと、研ぎ澄まされたその文体をぜひ堪能して下さい。
わかりやすい評伝・名作の要約・音読したい名場面・人気作家のエッセイなど、
文豪の新しい魅力が発見できる画期的なシリーズ! 文豪ナビ全7冊。
目次より
1.こんなとき読みたい三島
『花ざかりの森』『金閣寺』『天人五衰』
2.超早わかり!三島作品ナビ
…何を読んだら面白い?これなら絶対はずさない!
3.10分で読む「要約」三島由紀夫(木原武一)
…「あらすじ」ではありません!名作の醍醐味を凝縮。
『仮面の告白』『金閣寺』『春の雪』
4.声に出して読みたい三島由紀夫(齋藤孝)
…名文は体と心に効きます!とっておきの名場面を紹介。
5.熱烈ファンによる「思い入れ」エッセイ
…私こそが三島好き!
小池真理子「狂おしい精神」、花村萬月「今日、三島が死んだ」
6.評伝 三島由紀夫(島内景二)
…その存在自体が「事件」だった小説家。時代を駆け抜けた、その人生を追う!
7.風景で読む三島
…作品の舞台はここ!
『禁色』『天人五衰』『海と夕焼け』『宴のあと』『午後の曳航』『美しい星』
8.三島由紀夫をより深く知るための二十冊
9.年譜
三島由紀夫(1925-1970年)
東京生れ。本名、平岡公威。
1947(昭和22)年、東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、
執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、
作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、
1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。
1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、
自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。