
【サイズ】
(横 × 奥行 × 高さ)
9*8*4.5cm
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【解説】
古箱に「照福院」「新藤福次郎」と墨書され、朱印には不動明王を象徴する梵字が記される由緒正しき信仰石。箱内には「福」の一字が大書され、まさに福徳円満・家運隆昌の祈りを宿した霊石です。
この「照福院」とは、筑前福岡藩祖・黒田孝高(如水)の正室、櫛橋光(院号・照福院)の号にも通じます。戦国から江戸初期にかけ、黒田家を陰に支えた祈りの女性として知られ、彼女の法号を冠する寺院・伝来物は古来より護符的信仰を集めてきました。本石もその系譜に連なる寺院伝承の御守護石と伝えられます。
石は自然により両面に溜まりを形成し、水や露を宿す「両溜まり神石」。古くから道祖神・鎮守石として祀られ、悪霊退散・五穀豊穣を祈る民間信仰の象徴でした。赤朱の不動明王印と福文字の組み合わせは、まさに神仏習合の典型であり、照福院伝来の名にふさわしい威光を放ちます。
新藤福次郎旧蔵。共箱・座布団付。
掌中に収まる円満の姿は、禍を鎮め福を招く「丸石神」の象徴。静かに拝すれば、如水夫人・照福院の祈りが、いまも石の奥底より息づくようです。
この機会にぜひご利用ください。
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ご入札に際してのお願い
出品者プロフィールもぜひご覧ください。
他にも多数出品しております。ウォッチ、ご検討よろしくお願いいたします。
毎週日曜日午前中に出品開始、翌週土曜日21時台にオークション終了予定です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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<水石の底切りに関して>
・水石は天然物ですので、必ずどこかに「欠点」はあると考えています。
・たとえ「うぶ石」であっても完璧なものはありません。
・日本一の名石とされる「末の松山」も底切りの石です。
・私は底切りや職人の「ふかし」を、石の個性のひとつとして受け止めています。
・人間と同じように、欠点もまた魅力の一部と考えております。
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<水石の写真掲載について>
・天然うぶ石には、タイトルに「★天然うぶ★」と明記し、底面写真を掲載します。
・職人による「ふかし」のある石も、底面写真を掲載します(タイトルに★天然うぶ★の記載はありません)。
・底切りの石については、あえて写真掲載や記載はいたしません。
・そのため、底の状態に関するご質問や追加写真のご依頼には対応いたしかねます。
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ご入札にあたっての注意事項
1. 送料・振込手数料はご落札者様のご負担となります。
2. 同日・連日のご落札品は同梱発送いたします。
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古美術・骨董品についてのご理解
・美術品は状態や時代判断に個人差がございます。必ず画像・説明をご確認の上、ご自身のご判断・ご責任でご入札ください。
・新品ではありませんので、スレや窯疵(ようか)等がある場合がございます。
・特に陶磁器に関しては、一般的なスレは「傷」と認識しておりません。
・写真に映らない微細な傷や汚れ等もございます。新品同様の状態をお求めの方、神経質な方はご遠慮ください。
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最後に
・商品は古美術を主体としております。年代・状態・価値観に個人差が生じることをご理解ください。
・モニター環境等により、実物と色味が異なる場合があります。
・画像・説明をよくご覧いただき、自己責任にてご入札ください。
・ご入札いただいた場合は、上記内容すべてにご同意いただいたものとさせていただきます。
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