
モンテヴェルディ 歌劇 ウリッセの帰還 DVD 演出 オーディ ロルフ=ジョンソン アラヤ アサワ モンタギュー バチェッリ 極美品 ウィルソン 1998 アムステルダム アウディ
モンテヴェルディのウリッセです。CD時代以降のモンテヴェルディの人気は凄まじく、新譜の数だけを比較したらヴェルディやモーツァルトを凌ぐ勢いだと感じます。いわば “忘れられたレパートリー” の復活ですが、アーノンクールのLPに世界中が驚いた時から 僅か50年での今の隆盛振りは驚異的です。この曲の場合も ポピュラリティーでは “オルフェオ”“ポッペア” に比べて劣るものの、紛れもない近年での人気曲に違いなく、主だった古楽系の指揮者が ほとんど全て録音 ないしは録画を残している事からも 世界の注目振りが窺えます。
オーディの演出が見ものです。オペラの舞台というよりは演劇の舞台に近い印象で…それも…私には“蜷川さんの舞台”や“早稲田小劇場” が思われて 大変面白く一気に観通せました。先の“ポッペア” が白塗りメイクやら特徴的な衣装やら かなり刺激的だったのに比べると こちらは更に “小劇場”風な舞台で、観ていてニヤニヤ…。直接の影響があったかどうかはわからないですが、先達の影が色濃く感じられて とても興味深かったです。最後のカーテンコールまでもが いかにもプロデュース公演風で、これはこれで 演出のひとつの典型を見る思いがしました。オペラと言っても ドラマは大半がレチタティーヴォによって運ばれますので、演劇的な舞台が なおなお相応しいのだと思われます。ポッペアが1994年で こちらは1998年です。演出家の中でも何かしらの醸成があった事が分かります。
歌手たちも豪華で周到です。ロルフ=ジョンソンは 古典劇のスペシャリストで、適度に鄙びて 思索的で学究肌で 役柄にピッタリだと思いました。実質的な主役 “ペネロペ” のアラヤのいう方は結構な存在感で、全く“世話”に砕けない“時代”の演技に目を見張りました。こうしたスタイルの古典劇にはもってこいでしょう。他に アサワ バチェッリ モンタギュー などがズラリ。中でもアサワの女声の様なリリックメゾがやはりステキでした。
古楽ファンはもちろんですが、昭和末期から平成初期くらい迄の演劇をご存知の方には なおなおオススメの舞台です。ぜひ一見を。
極美品です。開封時のままに綺麗だと思います。この品 現在単独ではもとめ難いかもしれないです。
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