HP 3325Aのカタログ的には波形とそれぞれの最大周波数は以下の通りです。
正弦波20MHz
方形波10MHz
三角形10 kHz
正の傾斜ランプ10kHz
負の傾斜ランプ10kHz
約半世紀昔の製品です。外観は歴史を感じられますが、表示やボタン操作には問題ありません。
脚部は本来付属しているようですが、10年ほど前に入手した時点でゴム足になっておりました。
手持ちのOCXO発振器により調整はしましたが、そもそも一般的なOCXOであり校正用ではありません。
出力(p-p, RMS)についてもミリバル(50オーム抵抗を繋げて)で確認しましたが、周波数によりやや変動します。
空冷ファンを交換しました(旧AC100vファンから新DCファンに交換したため、内部に簡易DC電源を追加)。
周波数、電圧、波形などの状況については写真をご覧ください。
正弦波信号は10MHz程度までは揺らぎはあるもののほぼ指定された電圧p-p、RMS値は出ているようです。
しかしながら10MHzを越え、さらに周波数を上げていくと徐々に出力電圧が指定値よりも下がります。
そのため、概ね10MHzあたりまでの利用が妥当かと思います。
オーディオやラジオの調整などでは役立っていました。
大きく重量もありしっかりとした作りです。内部には空間がありメインテナンス性は良いです。
機材整理&終活のため手放すことにいたしました。