中国輸入品。ピンソケット20個。
スルーホールに取り付けることでマイクロスイッチなどをホットスワップ化(ピンソケット化)するピンソケット。
取り付け方法は2種類あります。
A、スルーホールをφ1.5mmドリルで広げ、ピンソケットを差し込み固定する方法。
B、スルーホール裏側にピンソケットのフランジ部分をハンダで接着する方法。
注意点
■A
ピンソケットのフランジとスイッチ裏面が干渉することがあります。
Omron(China)・Huanoのマイクロスイッチは干渉しません。
Omron(Japan)・Kailh・TTCは干渉しました。
スクエア型Huano・Kailhは干渉しました。
スクエア型Panasonic EVQP0E07Kは干渉しませんでした。
※取り付け前にピンソケットのフランジ両端を研磨or切断して干渉しないようにすれば回避できます。
※スクエア型は基本的に回避できません。
マウスではないと思いますが、積層基板はドリルが使用不可能な場合があります。
ドリルで穴を広げると表面と裏面のスルーホールが絶縁されます。通電が必要な側のはんだ付けを忘れないようご注意ください。
■B
基板裏面に太いランドがないと接着できません。
下にでっばり周囲と干渉する恐れがあります。
基板に厚みがあるとスイッチの足がピンソケット保持部分まで届きません。
■
ホットスワップ化以降は非常に便利です。
寿命が短くチャタリングしやすいスイッチを気にせず使えます。
スイッチがはんだ付けの熱で変質するリスクもなくなります。
欠点としてはこのピンソケット、何十回何百回も着脱を繰り返すような用途には不向きです。カタログスペックでは200回。
とりあえず20-50回くらいは問題ありませんでした。
一部スイッチの足を加工する必要があるスイッチも存在します。