タイトルからもわかる通り、本作『LUNA』は2021年にリリースされた『SOL』と対照をなす作品だ。事の発端は2021年に慈善財団の助成金を受けチェンバー・ミュージック・アメリカがダグ・ビーバースに組曲の制作を依頼。ビーバーズはスペインのビーチ沿いの観光地シッチェスに滞在しながら、本作『LUNA』の前半部分を書き上げたのだという。海がもたらすメロディックなインスピレーション、そしてベネズエラ出身の注目ジャズピアニスト=ガブリエル・チャカルヒのモダンなハーモニーに支えられ、ビーバーズ印ともいえるホーンアンサンブルはさらに豊かな表情を獲得している。とりわけ先行公開された「Multicolores (feat. Jeremy Bosch)」は、ニューヨリカン・サルサドゥーラのエッセンスを組曲的に再構築した聴きごたえ抜群の一曲といえるだろう。
A1.Luna (Intro) A2.Tidal A3.Reflejo del Sol A4.Multicolores (feat. Jeremy Bosch) B1.Luna (feat. Carlos Cascante) B2.Interlude B3.Sea (feat. Joe Locke, Paul Bollenback) B4.Intro to 'Sands of Time' B5.Sands of Time (feat. Joe Locke, Ada Dyer)