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重金 敦之
編集者の食と酒と

編集者は作家とどんな距離を測ればいいのか。
編集者にはどんなタイプがあるか。
編集者の必要性とは何か。
名編集者が語る「編集者の世界」。
どうしても編集者になりたくなる本!

[目次]
編集者の仕事
・体験的編集者論
・編集者の仕事
・直木賞と本屋大賞
・さし絵画家と小説家との一途な暗闘
・装丁は本の「包装」ではなく「皮膚」だ
・読者と最前線で顔を合わせる書店員たち
・原稿料と原稿量
・池波正太郎はなぜ女性に読まれるのか
・文士行きつけの「うまい店」
・料理本の世界
・大学時代に学んだ「編集作法」
・情報の発信地、有楽町はメディアの街
・近ごろ気に障ること

編集者の世界がわかる本を読む

「週刊朝日」のベテラン文芸編集者として、池波正太郎や松本清張をはじめ数多くの作家たちと接してきた著者が見た編集者の姿。自身の体験と、編集者からみた作家・書店・書籍を論じる。

レビューより
紫煙のベールの向こうに積み重なる本や資料、
黒電話、ペン、原稿用紙、そして作家や編集者、装丁家、挿絵画家など、出版を支える人の影が見えてくるような、まさに昭和の編集部のライブカメラ。これまで観察者に徹していた著者がはじめてリアルな一編集者としての存在を明らかにした本作は、これまでの著作とは一線を画している。
編集者のみならず、今の企業人が失ってきた
礼節、情熱、求道精神を、自らの体験を描くことで表層に引っ張り出した。ちなみに、「編集者の食と酒と」というユニークなタイトルは、前書「作家の食と酒と」から引き継いでいます。こちらも楽しめますよ。