貨車というものは機関車や電車、気動車に比べると脇役的な存在になりますが、
なかなか奥が深く、貨車マニアになってしまうと市販の製品では満足が出来ません。
そのため、多くは改造が可能な『バラキット』という形で製品化されており、
個々の特徴をユーザー自らが反映させて完成させる・・・・という感じです。
当方の様に手先が器用ではない場合は、指をくわえて他人様のコレクションを眺めるか、
代金を支払って組んでもらうか、『モア』や『ワム』等の高級メーカー品を購入するかです。
貨車は安いと勘違いする方がいらっしゃいますが、キット価格でいえば気動車も電車も客車も貨車も大差ありません。
組立は気動車・電車が楽で、次いで客車、一番難しいのが貨車です。
従って、『モア』や『ワム』等のメーカー製貨車が高価なのは当然のことです。
昔、エンドウのブリキ貨車が値段の割に出来が良く、そのイメージで貨車は安いと思いこまれている方が多数なのではないかと思います。
此方のコレクションは、かゆいところに手が届く『変化球』としての貨車になります。
タキ3000といえば大変メージャーな形式ゆえ多数のメーカーから生産されていますので、
比較的入手も簡単ですが、例えば初期車はフレームがないちょっと特殊な形をしています。
そういう珍車が欲しい場合はやはりキットを組んだり改造するしかなく、
隙間産業が生まれるわけです。
ただ、自作するのではない場合は拘ればこだわった分価格に反映されますので、どこまで拘るかがポイントになります。
アダチのバラキットをプロが販売目的で組立てた特製品になります。
この車両は、メーカー完成品の仕様に合わせたクオリティーになります。
オンレール状態では見えないブレーキ配管やロットを省略し価格を下げたモデルです。
異径タンクではありませんが、タンク車の組み立てにはそれなりのスキルが必要です。
素人では太刀打ちできない難易度です。
コストの掛かるスポーク車輪やウェザリングを採用していますので、パーツ代を考えても設けがあったのか??
と思える品です。
実写について
タキ3000形貨車は、1947年から1594両製作された、国鉄に車籍を有したガソリン専用の30トン積2軸ボギータンク貨車です。
資材難から戦時設計された初期車は側梁がなく台車もTR20です。
量産車は台車がTR41に変更され、横梁も前後に通った形状になり、台枠上に普通鋼製の直円筒型タンクが乗っているという典型的なスタイルになりました。
長期間保管の車両になります。
商品状態は「商品状態の目安」を参考にしております。
特製品の場合、メーカー以外が販売目的で手を加えた車両になり、そういう仕様の品なのでその状態を「新品」と置き換えて考えます。
トラブル防止のため、必ず写真で判断願います。
当方の思い込みにより商品説明が間違っている場合も考えられますが、現物優先とさせていただきます。
上記の理由により、JUNK品として出品いたします。
JUNK品の為、返品、交換、クレームはお受けできません。