1985年に登場したイギリスのオーディオブランドであるCR DEVELOPMENTS社の真空管パワーアンプです。
もともとはエレクトロニクス産業における回路の設計・開発を行う電子メーカーですので、大変に技術力のある信頼のブランドですね。
また、自社で培った技術を生かし自社でトランスを設計・生産を行う数少ないメーカーとしても有名です。
入門向けからハイエンド機まで多くの真空管アンプをリリースしており、アナログオーディオマニアには嬉しい限りです!
また、ステンレスの光沢と艶のあるビビットカラーの塗装のデザインが特徴的であり、決して古臭さを感じさせないデザインもGOOD。
イギリス製とあり質感も良いです。
今回出品の製品はそんな同社の手がけた傑作アンプです。
同社の設立10周年を記念した250台限定モデルであり、大変に貴重なお品かと思います。
使用真空管には300Bを採用したシングル構成であり、同社の中でもかなりグレードの高いモデルでした。
出力は7W+7Wと小出力ですが、ご家庭で使用される分には問題ないレベルかと思います。
個人的には往年のALTECやJENSEN・TRUSONIC・EVを初め、TANNOYなどのイギリス系ブランドといった高能率なシステムでご使用なさるのがオススメです。
実際に聴いてみると3極管らしい艶と奥行き感のあるサウンドが魅力であり、低音の伸びやかさも流石300Bらしいですね。
音楽もJAZZであればヴォーカルの息遣いも生々しく、クラシックであれば楽器一つ一つの粒立ちも際立ち、実に解像度も高いように感じますね。
デザインもグリーン塗装のカバーとメッキシャーシであしらわれた外装と、真空管のレイアウトが美しいお品であり、インテリア性も非常に高いです。
加えて金メッキの「WOODHAM」と刻印されたエンブレムやツマミが他には無い高級感とプレミアム性をより際立たせます!
定価は1995年ごろで450000円と大変に高価なハイエンドもデルでした。
コンディションにおきましては、目立つキズ・サビも殆ど見られず、大変に綺麗なお品です!
動作も無論良好であり、音質も申し分ございません。
使用真空管には本来WE製の300Bがついておりますが、現在はプスバン製の300Bを取り付けております。
入手当初は劣化した別メーカーの300Bが取り付けられておりましたので、出品に際して新品にて交換済です。
中国製のお品ですが、品質も高くWEのサウンドに最も近い完成度のお品ですので申し分は無いかと思います。
前段の6SN7は純正指定の物かと思われます。
クリーニングも兼ねて内部の様子も確認しましたが、C/R類はオリジナルのままであり、綺麗でした。
真空管ソケットの接点はクリーニング致しました。
当時の輸入元であるハインツ&カンパニーの正規品であり、電源も嬉しい100V仕様となります。
付属品として300Bの元箱及びACコードをお付け致します。
大変に良いお品ですので、この機会にどうぞ!