【試奏動画公開中】
"Johann Gottlob Ficker, Vilino, Correfpontent Romani Cremona 800"
ドイツ・マルクノイキルヒェン 1800年製
4/4サイズ ヴァイオリン
ボディ長:355mm
Johann Gottlob Ficker(1744-1832)
バイオリン製作一家であるFickerファミリーのオールド期の一人です。
ラベルにはクレモナと書かれており、一時期クレモナで働いていたことがあるようですが、主にドイツで伝統のシュタイナーモデルの作品を製作しました。
ラベルの他に焼き印(*I:G:F.*)とものによっては裏板ボタン下に象嵌装飾が見られます。
製作者説明のとおりシュタイナーモデルのハイアーチになります。
ゴールデンブラウンニスで仕上げられており裏板は一枚板です。
オールドらしく数多くの修理跡(ペグ穴ブッシング、継ぎネック、クラック貼り合わせ等)が見られますが、ひと通り修復済みとなっております。
内部に管理番号の書かれた小さなシールがあることから、恐らく過去に下倉バイオリン(下倉楽器)にて取り扱われた楽器だと思います。
オールドですがクセもなく、すっきりしているが味わい深さもある弾いても聴いても気持ちの良い楽器です。
本格的なオールドヴァイオリンをこの機会にいかがでしょうか。
この楽器のような本来の意味のオールドバイオリン(1800年くらいまでの作品)はフリマサイト等ではほとんど出回っておりません。
現存する数は決まっており増えるものではありませんので、年々高騰する一方となっております。
新作からモダン~オールドヴァイオリンまで、価格も数十万円から数百万円まで数多く扱う専門店厳選のヴァイオリンをお楽しみください。
一通り調整済み(駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整)になります。
弦は新品のオイドクサ(ガット弦)が張ってあります。
調整・メンテナンス済みですので、チューニングしていただければすぐにお使いいただけます。