
【参考情報】
HornTrader(Steve Dillard氏)のYouTubeでこの実機を吹いている動画がありますので、参考にして下さい。
Kanstul French Besson SN# 5362 Large Bore
https://youtu.be/359Dlore1dE?si=MYM0hfOn1VEmedG2
一応、YouTubeのものとシリアルが同じであることが分かるスクショも載せました。
【主観】
よく鳴り、レスポンスがよく、さすがカンスタルの職人らしさが滲み出る素晴らしい楽器だと思います。
重量は実測約996グラム(日によって前後あり)で、ライトウェイトの部類になるかと思いますが、EMなどと比較するとハイB♭より上の音域で断然図太い音色で鳴ってくれます。
Lボアですが息を持ってかれるようなことはなく、程よい抵抗感があり、コントロール性が高いです。演者の意図を反映しやすく、この辺りがフレンチベッソンらしさなのかもしれません。
【状態】
ローブラスなので気付かないだけかもしれませんが、当方が気になる凹み傷はありません。
写真では分かりづらいですがベルのU字あたりがマウスパイプ側へ少し寄っています。
気になる方はリペアに出していただければと思いますが、私は気にせず使っています。
ベル、ケーシングのブレースにハンダ跡がありますが一度外しているか、元々なのか不明です。
ローブラス化、トップキャップのフェルトレスなどは、私の好みで変えています。
バルブスプリングもXOのバネに変えてますが(鳴りがよくて感触が好み)、元々のバネもあるのでお付けします。
【カンスタル】
過去何本か所有しましたが、究極の管楽器メーカーの一つだと思います。
MEHAの復刻版などが有名ですが、名機の見た目のコピーではなく、音色や吹奏感などを優れた職人の技術を以て、より進化させたものを作っていたと思います。
妥協することが無かったためか、コストがかかりすぎたのか、残念ながら廃業となってしまいました。
日本ではマイナーなメーカーですが、Bachなどと比べると、より高価な楽器でした。
アメリカ本国では中古市場でも高値で取引されており、その中でも、このKANSTUL French Besson は製造本数も少なく、かなり貴重な楽器です。
【発送】
大きめの段ボールにクッション材を詰め、輸送用のケースに入れて発送予定です。
【重要】
自己紹介欄を必ずご確認くださいませ。
入札いただいた段階で、内容にご承諾いただいたものといたします。
他にも声をかけているので、突如取り消す可能性があります。ご容赦ください。
【最後に】
この楽器への思いが強く、長文となってしまいましたが、この度メインの楽器を変更することとし、売却を決意しました。
価格を下げて、オークション形式で売り切ります。
トラブルは避けたいので、写真で判断出来ないところはご質問下さいませ。
宜しくお願い致します。