29人の音楽家のための「火山」/録音:2010年
メタル・コントラバス・クラリネットと17人の音楽家のための「アート・オブ・メタルI」
/アラン・ビヤール(メタル・コントラバスCl)録音:2008年
スザンナ・マルッキ指揮
アンサンブル・アンテルコンタンポラン IRCAMポンピドゥ・センター〔コンピュータ音響〕
メタル・コントラバス・クラリネットと18人の音楽家のための「アート・オブ・メタル III 」
/アラン・ビヤール(メタル・コントラバスCl)録音:2009年
ヤン・ロビンはフランスの若手作曲家で、当初ジャズを学んだ後、ミヒャエル・レヴィナス、ジョナサン・ハーヴィー、
ブライアン・ファーニホーらに作曲を師事した。IRCAMでも研鑽を積み、ライヴ・エレクトロニクスを使った大規模アンサンブルのための作品を
精力的に生み出している。ところで、このディスクで演奏されているメタル・コントラバス・クラリネットとは特製の
金属製のコントラバス・クラリネットで、重低音はもちろんのこと、通常の木管クラリネットでは出せない倍音、特殊奏法などが演奏可能。
どの作品も当初ジャズを学んだ作曲家らしく、厳密に管理、記譜されたフリー・ジャズとでもいうべき不規則なリズムの錯乱とノイズの嵐、
大地を轟かさんばかりの重低音からきらめく高音までの幅広いダイナミック・レンジを持ち、オーディオ・ファンにも喜ばれる内容。
春の祭典とフリー・ジャズを足して2で割った内容と言えば、当たらずとも遠からずです。
美品ですが中古ですので神経質な方は入札をご遠慮ください。