白亜紀時代の鳥または恐竜の羽毛を内包したミャンマー産琥珀
ビルマイト(Burmite) 32 * 12 mm
最大サイズは、32mmと羽毛入り琥珀としては、かなり大きいサイズとなります。
これは、正直入手した価格よりも安いです。大きさと羽毛の密度、不純物が少ないことに惹かれて、他の琥珀よりもかなり高く購入したましたが、断捨離のため安く出品しています。
だいたい多くの羽毛入り琥珀の最大サイズは、10~15mmが一般的です。
この標本は、大羽枝が複数密集して入っています。
光にかざしてかなり鮮明に羽毛が確認できます。羽毛かどうか小さすぎて分からないような標本も多い中で、この羽毛入り琥珀は肉眼でもあきらかに羽毛と分かります。
バルト海産やドミニカ産の琥珀は有名ですが、いずれも新生代のものです。
ミャンマー産の琥珀はそれよりずっと古く白亜紀のもの、さらに良質なものです。
羽毛入り琥珀自体の出品は少なく、他に出品しているものを見ていただければ分かると思いますが、その多くが小羽枝か、小羽枝が複数入ったものになります。(なかには、綿毛状のものもあります)
小羽枝の本体である大羽枝のものは、羽毛入り琥珀の中でも少ないです。
さらに大羽枝が複数密集したものは、まったくないわけではありませんが、過去ほとんど出品がないと思います。
これは、大羽枝が複数密集しており、そのような標本では最安値以下で出品しています。
さらにかなりサイズがおおきく、明らかに羽毛と判断できます。
肉眼で確認が難しい小羽枝が1本入った15mm前後の琥珀でも、インターネットのショップでは4万円弱で売られていました。また、過去のでは、小羽枝が1枚が含まれる琥珀が10万円以上で実際に落札されています。以前ミネラルショーでは、肉眼で確認が難しいような琥珀が8万円で売られていました。
羽毛入り琥珀は、それだけでも希少で過去10年間のでもそれほど出品は多くありません。
過去のの羽毛入り琥珀の中でも、琥珀全体のサイズから考えると、最安値の部類に入ります。
また、通常ショップやインターネットショップ、ミネラルショーで購入するとこの質のものですと、最低でも7万円以上はするかと思います。
今はこの価格で入手することができますが、10年後この価格で入手することは困難と予想され、そもそも出品自体があるかどうか分かりません。年々良質な化石は枯渇し、以前はたまに出品されていた恐竜のクロウやトリケラトプスの角、骨などは最近ではほとんど見かける機会がなくなりました。また、以前よりも高値で取引されるようになりました。ミャンマー産の琥珀も、今は入手可能ですが、内戦や枯渇により今後は入手が難しくなることが予想されます。