メカニズム
V35型スカイラインセダンと共通のFMパッケージが採用されたが、このプラットフォームは開発段階から
ステーションワゴンへの採用を視野に入れていたという。また、FMパッケージの採用により、
前後重量配分はFR車が51:49、4WD車が52:48となった。サスペンションは前後ともに独立懸架マルチリンク式で、
フロントサスペンションについてはV35型スカイラインセダンとほぼ同一のものを使用する。
一方でリアサスペンションには荷室へのサスペンションの張り出しを最小限に抑えるため、
ショックアブソーバー/スプリング別置き式の専用設計サスペンションが採用されている。
4WD車には新開発のスノーシンクロモード付アテーサE-TSが採用され、滑りやすい路面での発進性を高めている。
また、前期型の「AR-X FOUR」および「250t RS FOUR V HICAS」には引き続き四輪操舵システムの電動SUPER HICASが採用された。
HICASについてはR31型からR34型までのスカイラインにも用いられていたが、V35型ではその基本性能の高さから採用が見送られたのに対して、
ステージアについてはワゴン化による車両後部の車重増加のために
アンダーステア傾向となったために採用された。
バックドアは
日立化成工業製で、軽量かつ高剛性な樹脂素材が採用されている。またスプリング付サイドウエッジラバーが採用されたことにより、
世界で初めてバックドアを車体構造体化している。
エンジンはいずれもVQエンジンを採用しており、発売当初はV35型スカイラインと共通のV型6気筒直噴2.5L VQ25DD型および
同3.0L VQ30DD型に加え、新開発の2.5L V6インタークーラーターボエンジンの3機種が搭載された。
トランスミッションには、4速
ATおよび5速ATが用意され、4速ATについては2.5L
NAエンジン搭載のFR車に採用され、
その他のモデルにはすべて5速ATが採用される。2003年6月に発売された特別仕様車「アクシス350S」にはV6 3.5L VQ35DE型エンジンが新たに搭載され、
ラインアップで唯一6速MTが組み合わせられた。「アクシス350S」のエンジンはV35型スカイラインと同じチューニングが施されたものである。
2004年8月のマイナーチェンジではVQ30DD型およびVQ25DET型エンジンが廃止され、代わりに先行して特別仕様車
「アクシス350S」にも搭載されていたVQ35DE型エンジン搭載グレードが追加された。
ただしこのマイナーチェンジ時にMTを採用していた「アクシス350S」は廃止された。マニュアルモード付5速ATについては、
マニュアルモードをレンジセレクトからギアセレクト方式に変更した。スノーシンクロモード付アテーサE-TSも多板クラッチを
従来の油圧式から電磁式へ変更するなど、直進安定性に関する改良がおこなわれた。