懐石道具の酒器
引き盃とは、茶懐石に使われる杯で、 客が一枚ずつ引くのでこう呼ばれます。 人数分 重ねて、盃台に載せて使います。
【中村宗哲工房】千家十職 塗師
・千宗旦の次男、一翁宗守(1593年~1675年)は、中村宗哲家の初代八兵衛(1617年~1695年、当時の八兵衛は吉岡姓)の娘婿となり、吉岡甚右衛門を名乗り塗師を営んでいたが、宗守が父・宗旦から官休庵(武者小路千家)を譲り受けた際に吉岡家を出て千家に復する時、家業を八兵衛に譲った。
【初代 宗哲】(1617年~1695年、通称:八兵衛 号:公弼・方寸庵・塗翁・勇山・杯斎)
藤村庸軒、灰屋紹益らと親交を結び、 代表作に江岑好・独楽香合、庸軒好・凡鳥棗など
・【2代 宗哲】(1671年~1706年、通称:八兵衛 号:汲斎)
代表作に乱菊中棗など
【12代 宗哲 本名:弘子】家職継承者(1932年~2005年)
1932年昭和07年 11代の長女に生れる。兄たちが継承しなかったため継承者に
1955年昭和30年 京都市立芸術大学工芸科卒
1986年昭和61年 12代を襲名、千家への出仕を許され、女性として初めて正式に千家十職当主として認められた人物となる
茶道具以外にも多数の漆器を製作し、工芸家としての評価も高かった
心筋梗塞により急逝。実娘3人も漆工芸家
代表作に而妙斎好・吉祥松溜雪吹・春野旅箪笥など
彩漆器個展を各地で開催。「哲工房」主宰。
著書「漆うるはし塗り物かたり(淡交社刊)」
1993年平成05年 京都府文化功労賞受賞
2000年平成12年 京都市文化功労者表彰
【13代 宗哲】
2006年平成18年 12代 中村宗哲の次女が13代 宗哲を現在襲名
・・・・・<参考資料>・・・・・
【千家十職の一覧】以下の職方
・茶碗師 樂吉左衛門
・釜師 大西清右衛門
・塗師 中村宗哲
・指物師 駒沢利斎
・金物師 中川浄益
・袋師 土田友湖
・表具師 奥村吉兵衛
・一閑張細工師 飛来一閑
・竹細工・柄杓師 黒田正玄
土風炉・焼物師 西村(永樂)善五郎
・
入数:5客組
サイズ:約直径5.4×高5.5cm
作者:中村宗哲工房製
----------
千家十職 塗師
・千宗旦の次男、一翁宗守(1593年~1675年)は、中村宗哲家の初代八兵衛(1617年~1695年、当時の八兵衛は吉岡姓)の娘婿となり、吉岡甚右衛門を名乗り塗師を営んでいたが、宗守が父・宗旦から官休庵(武者小路千家)を譲り受けた際に吉岡家を出て千家に復する時、家業を八兵衛に譲った。
----------
箱:木箱
備考:在庫ありの場合(注文日~3日以内の発送可能)