世界初出
廃盤
2CD
ワーグナー:
・『トリスタンとイゾルデ』〜
・『神々の黄昏』〜
・『タンホイザー』序曲
・『ジークフリート牧歌』
ピエール・モントゥー指揮
コンセルトヘボウ管弦楽団
ビルギット・ニルソン、ほか
「私のリヒャルト・ワーグナーへの愛情、ワーグナー作品への愛情がどれほどのものであるかは、決して誰にも理解されないであろう。
その愛情は、常に私に付きまとい、時には、私自身が取りつかれてしまったかのように感じる。
この状態はずっと続いている-私が15歳のころから。」~ピエール・モントゥー~
生涯、ワーグナーを愛したモントゥーが最晩年に行ったワーグナー・プログラムのコンサートの記録!
カルロス・クライバーも舌を巻いたといわれる指揮法が生む、煽情的なワーグナー!
フランスとワーグナー。ワーグナー愛好家にとって、それは相性がいいとは言えないものであります。それ以前に、ワーグナーの音楽をパリの楽壇は「不協和音だらけの聴くに耐えない音楽」と評価していました。
そんな中にあっても、モントゥーは15歳の頃からワーグナーを敬愛し続けてきました。
超人的な記憶力を誇ったモントゥーは、ワーグナー作品のほとんどを諳んじていたといいます(モントゥーはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を楽譜に書き出すことができたといわれている)。
ヴィオラ奏者としてキャリアを開始したモントゥーは、弦楽四重奏団の一員としてブラームスの面前でブラームス作品を演奏したことがあります。
この時、ブラームスはその演奏を「私の音楽を理解するにはフランス人が必要だ。ドイツ人の演奏は重すぎるのだ。」と絶賛したといいます。
ドイツとフランス、時に対立する音楽性とも捉えられますが、
実のところ、ブラームスの言うとおり、ドイツ音楽を理解するにはフランス的な演奏センスが必要とされるのです。
すでに高齢であったモントゥーは、指揮台の上でほとんど動きませんでした
。しかしながら、そこから紡ぎだされる音楽のテンポの確かさと指揮者の意図が楽団に伝達される様は、
後に映像を見たクライバーが舌を巻いたという逸話が残されているほどです。(メーカー情報)
Disc1
ワーグナー:
1. 『タンホイザー』序曲
2. ジークフリート牧歌
3. 『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
Disc2
4. 『神々の黄昏』より
ジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲
ブリュンヒルデの自己犠牲)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ:4)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
録音時期:1963年7月1日
録音場所:オランダ、スヘフェニンゲン、クルザール
録音方式:モノラル(ライヴ)
コンディション良好。
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