第1世代、ツァイスの顕微鏡 1870年製 製造番号 757 1535
製造番号2重表記時代の顕微鏡(複式757台目、単式含めて1535台目の顕微鏡)です。
2重表記の顕微鏡は時々見かけますが、対物レンズが小さい第1世代の顕微鏡は、古すぎて珍しいかと思います。
国内外問わず、市場に出回っているZeiss、真鍮製のアンティ-ク顕微鏡は、ほとんどが新しく製造番号は5ケタ(1万台以上です。)
対物 D (ツァイス製、この時代の対物レンズに名はありません)
接眼番号2 (ツァイス製、この時代の接眼レンズに名はありません)
高さ約27cm。総真鍮ですが、全体的に小さいため軽いです。
当時のオリジナルクレンメルが残っているのは、極めて珍しいです。
クレンメル左右違う大きさに見えますが、写真の遠近のためで同じモノ同じ大きさです。
照明用可変視野絞りが欠損しています。光学系、よく見えます。
第1世代の鏡筒について
鏡筒径と接眼スリーブ径は同じですが、対物ネジ径が小さく、対物フランジ焦点(ネジ面から物側焦点までの)距離も短く、
対物フランジ焦点距離は、対物レンズタイプによってそれぞれ異なります。
Dタイプの対物レンズの場合約14mmで、そのため対物レンズのサイズも小さいです。
ツァイスが最初に複式顕微鏡を製作した1857年から1871年ぐらいまでの顕微鏡が第1世代です。
ps
(例外として、Zeissでは、1861年を最初に、1871年にかけて、約8台?対物フランジ焦点距離の長い鏡筒も製作されました。
Zeiss Stand Oがそれに該当します。Oは、Oberhaeuser (ドイツ人の名でパリにて開業)の略で、
その顕微鏡を基にZeissが改良製作したタイプです。初期のZeiss Oから改良され、1863年には、Zeiss Ibになりましたが、
1872年頃から、Zeiss Oとして、再々改名されましたが、形状は時代により少し異なっています。)
対物フランジ焦点距離に関係なく、1876年までの顕微鏡(I、II、III 、IV、V、O、Ib とかが、再々整理されれる前)
顕微鏡を第1世代って呼ぶときもあるみたいです。よって、第1世代の顕微鏡には、初期の対物フランジ距離の短いタイプと長いタイプ(後から主流になった鏡筒、ほとんどの顕微鏡がそれに該当)があります。
ps
Zeiss 第1世代の顕微鏡、台座の形状について
I ドーナツ型(途中から馬蹄形)、II 円形(ピント微調整下から) 、III 馬蹄形、IV 円形、V 円形(ピント微調整なし)、Ib 馬蹄形、O馬蹄形。
出品の顕微鏡は、IIIで、Zeissが製作した最初の馬蹄形の顕微鏡(1859年から製作)と同じタイプです。
(2026年 4月 10日 11時 55分 追加)ps
VII と似ていますが、出品のモノは一回り小さく、時代も全く異なります。
VII は、完成された良い顕微鏡で、良い顕微鏡であるがゆえ、大変長く生産も続けらたため台数も多いです。
(人気があったせいか? 2,30年前、西独逸で復刻生産されています。東ドイツでは、II の縮小タイプが復刻されていました。)