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桃木製

[釈迦力] 霊木桃の木 108玉で作られた数珠

2A1639-8mm 霊木桃の木　108玉で作られた数珠

【材質】　桃の木　108玉
【寸法】　玉の直径約 8mm

§桃の木　108玉で作られた念誦・腕輪

・天然の木の種ですので画像と多少色が異なる場合がございます。ご了承下さい。

【中国と桃の木】

中国では、桃木は、古来より、"仙人の木"、"竜木"の"幽霊が恐れる木"と呼ばれ、有名でした。昔から桃木は"家の魔除けが魔をよけて、邪気を追い払って裕福に暮らす"といわれ、"平安無事で長寿のシンボルで、用途の最も広範な材料でした。古人は、"桃木が精密なこと、だから邪気者を強制的に服従させて、百幽霊を制御する"と考えてきました。だから、今でも、桃木の製品を家屋の内で使うべきではなく、玄関に立てて、戸の中で魔をよけます。桃の木といえば、桃はすべて山に大きい桃の木があって、盤屈の千里、鶏が朝を告げることがあって、二神がおりて来て、不吉な幽霊に絡みついて、全て殺すという言い伝えがあります。漢の時代は、人が桃木を削ってひとつ戸の内外に立てる、あるいは桃印を刻んで戸口に飾ることにより、魔をよけて裕福に暮らすことができると信じていました。昔から、桃木は人々に神秘的な力を与えられて、人々になって幸せで無事なトーテム（入り口を守る木製の人形）を切に願っていました。

【桃の木伝説①】

煩悩と108の数。俗に煩悩は108あり、除夜の鐘を108回衝くのは108の煩悩を滅するためと言われます。煩悩とは、身や心を悩ませ、智恵を身につけることを妨げる心の働きで、人生を苦しめるものです。この煩悩を断ち切り、解脱することで悟りを開くのが、仏教の目標の一つです。

【桃の木伝説②】

またある伝説では、世の寿命を支配する南極の仙人の老人の手の上には、いつも１つの大きい大の仙桃をささげ持っており、だから桃はまた病気、寿命を延ばす長生きの言うことに魔をよけていくことがあります。

【桃の木伝説③】

古来中国の東方の海上に度朔山が位置し様々な鬼神が棲んでいるとされていた。度朔山（どさくさん）に桃の大樹があり、樹上には金鶏が棲んでいました。山の上に72穴があって、穴は妖怪変化が出てきて、桃の大樹の東北が鬼門であり、世の中の鬼神はこの鬼門を通過して人間界に出入りしていました。妖怪は庶民の安らかな日を邪魔して、年中安んじることがなく暮らしていました。この鬼門を守っていたのが神荼と郁?という兄弟の神と虎でした。毎朝金鶏が啼くと夜中に人間界に出かけた鬼神は、必ず度朔山に帰る規則になっており、神荼・郁?と呼ばれる兄弟は、人間に危害を加えた鬼神を見つけると縛り付け、虎に呑み込ませたため、全ての鬼神に恐れられていました。この働きにより後に神荼・郁?兄弟は鬼神を懲罰する神仙とされ、正義と勇猛さの象徴として民衆の信仰対象となり神となりました。これより中国の春節の際には、桃から作った板に神荼・郁?の名称を記して家の門の両側に置き、また門上には虎を描き、葦縄をかけることで神荼・郁?の威厳により鬼神の侵入を防ぎ一年の平安を祈念しました。板は桃符と称され現在の春聨の由来となりました。また日本にもこの風習が伝わり、現在の門松注連縄へと繋がっていきます。

【霊木の桃木と中国古代伝承】

古代中国において、桃の木は宇宙樹または世界樹という考え方がありました。それは、天地創造のときに、天と地を結ぶ一本の巨木が生じ、そこから、全てが生まれ、全ての秩序が作られていったとする信仰です。そして、この樹は地上と天の中心である北極星を結ぶ、宇宙の中心としての役割があった。中国では扶桑とよばれました。宇宙樹は地上と天の中心（北極星）とを結ぶ宇宙の軸でした。しかし、地球と北極星との関係は、地球の回転のぶれによって、時間の経過と共に、位置関係に違いが生じてきました。この変化によって、この軸は東西に分裂します。そして、東と西それぞれにいわば神が出来ます。それが「西王母」と「東王父」です（正月と七月七日に西王母は、希有鳥にのって東王父に会いに行ったとされています）。この信仰がやがて「織姫」と「彦星」に変化していきます。

【桃と日本神話】

その後、日本にもその風習が伝わり、同じく鬼祓いに桃弓や桃枝が用いられました。そして、日本神話では、イザナギは死んだ妻・イザナミを追って黄泉國（あの世）に行きました。そこで変わり果てたイザナミの姿を目撃したイザナギが、黄泉の国から逃げ帰る場面が以下のようなくだりがあります。
「イザナギが逃げるのを、妻イザナミはまだ追いかけて、追いすがる妻やその手下の黄泉の醜女（しこめ）達を退けるため、黄泉路を大石でふさいだ。そしてさらにその場にあった桃の木から実をもぎ取ってを投げつけることで黄泉の醜女を追い払いました。このときの功績によって桃は意富加牟豆美命（おおかむつみのみこと）という神名を賜り、「これからも（今私にしてくれたように）困った人を助けておくれ」とイザナギ命から命じられました。

【桃の実と吉祥紋様】

こういった中国伝説にも由来して桃、特に桃の実は、吉祥文様となりました。吉祥というのはめでたいこと、よいしるしを意味して、縁起がよく幸運のしるしとし、それを用いた文様のことを吉祥紋様といいます。

【桃の枝・桃木製剣・桃木製矢と厄祓い】

こうした事から、中国では神様たちが、けがれた地上に降下したあと、必ず桃の木の皮を入れたお湯でけがれをはらうと信じられ、桃の木で作った弓や剣、桃の枝で悪霊悪鬼を祓う風習がありました。それで、桃木剣を凶方位へ飾ることにより、こもった陰の気を浄化したり、霊的な邪気を断ち切ってくれるとされ、また、神棚の近くに飾ることで、神様は居心地がよくなるとも言われています。日本にもその風習が伝わり、同じく鬼祓いに桃弓や桃枝が用いられた。このように、桃の木には「不詳をはらう力」と「邪の気をはらう力」があります。又、桃という字は、「木」と「兆」からなっています。「木」はもちろん木ですが、「兆」は「きざし」と読み、未来の予兆のこと、つまり兆しを察して、災厄を防ぐこという意味にもにつながる訳です。

肥城桃林の伝説

発行日: 2025-02-04 情報源: 肥城市人民政府弁公室

なぜ肥城産の桃の木だけが魔除けになると言われているのでしょうか？

泰山の西麓に位置する肥城は、世界最大の桃園を誇り、その栽培の歴史は千年以上に及びます。

言い伝えによると、東南の方角に生えた桃の枝には災厄や魔を払う力があると言われています。

この桃の枝の魔除けの信仰に関する記録は古くから残されています。

辞書によると、古代には東南の方角に生えた桃の枝を木彫りにして家の中に置き、魔除けを祈願していました。

漢代には桃印が刻まれ、戸口に掛けられ、「淘陰毛」と呼ばれました。

『後漢書』には、「夏の盛夏、万物が栄える夏至に陰気が湧き、物事が栄えないことを恐れる」と記されています。

長さ6寸、幅3寸の桃印に、儀式に従って五色で刻まれたものが戸口に掛けられました。

宋代には、桃札（門神の名前が刻まれた木の板2枚）が、魔除けの目的で彫られました。

桃は五木の精髄とされ、古来より邪悪な霊を鎮める神聖な木として用いられてきました。
桃の木の精髄は冥界の門に宿り、あらゆる霊を鎮めると考えられています。
そのため、桃の木で作られた剣は魔除けとして作られ、霊を鎮める桃の木の伝説は数多く存在します。
世界中に数多く存在する樹木の中でも、桃の木は濃い赤色と光沢のある光沢で際立っています。
桃の木は丈夫でありながら柔軟性があり、打撃や護身用の優れた道具として重宝されます。
こうした特性が、桃の木にまつわる霊験豊かな伝説の根源にあるのかもしれません。

「太陽が幾千もの家に輝きを放つように、桃の木の縁起物が古きものに取って代わる」。

宋代になると、人々は桃の木の板に聯句を書き始めました。

これには三つの目的がありました。

第一に、桃の木の縁起の良い魔除けの意を留めること、第二に、人々の願いを込めること、そして第三に、家の扉を美しく飾ることです。

また、喜びと幸運を象徴する赤い紙に聯句を書き、春節の時期には戸口や窓の両側に貼り、新年の幸運を祈願しました。

肥城県の西に桃山という山があります。
桃山と小台山の間には、数十里にわたってそびえ立つ断崖が雄大にそびえ立ち、崖壁には天女が散りばめた花のような七十二の洞窟が点在しています。

これらの七十二の洞窟には、それぞれ魔物や怪物が棲みついていると言われています。
夜になると、七十二の怪物は洞窟から現れ、肥城に押し寄せ、混乱と嵐、そして広範囲にわたる苦しみを引き起こします。

この知らせは東海の多碩山に届き、そこで神土神と于雷神は激怒しました。
彼らは桃の枝を武器にして素早く肥城に到着し、魔物や怪物を倒し、殺傷させ、逃げ惑わせました。

逃げおおせた怪物たちは、桃の枝を見て恐怖に震えました。
東海と肥城は北西から南東に走っているため、神徒と于雷が肥城で折った桃の枝は南東を向いており、霊力が宿っていた。

その後、地元の人々は南東を向いた桃の枝を折り、剣に加工して室内に飾ったり、桃の像や桃の札に彫って梁や戸口に飾ったりした。
魔物や妖怪はそれを見るだけで逃げ出し、二度と近寄ろうとはしなかった。

したがって、桃の木だけが邪気を払うことができ、肥城の桃の木だけが真の「魔を退治する木」であることがわかります。



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