
癒しと保護の象徴 - ホルスの目ペンダント TP1584
中央に古代エジプトの「ホルスの目(ウジャトの目)」が描かれ、周囲が魔術的なシンボルで囲まれたデザインです。これは、その名前の通り、「ヒーリング(癒し)」と「プロテクション(保護)」の強力なタリスマンとしての意味合いを古代から現代に伝えています。
1. ホルスの目(ウジャトの目)の起源と神話
ホルスの目(Wedjat または Udjat)は、古代エジプトの最も有名なシンボルの一つであり、その起源は神話に遡ります。
エジプト神話において、天空の神ホルス(Horus)は、父であるオシリスの仇討ちとして、混沌の神**セト(Seth)**と戦いました。この戦いでホルスは左目を失いますが、知恵の神トト(Thoth)によってその目が奇跡的に修復・再生されます .
この神話的経緯から、ホルスの目は**「修復されたもの」「完全なもの」を意味し、癒し(ヒーリング)、再生、そして完全な状態への回復**を象徴します。
2. 伝統的な機能:保護と力
古代エジプトにおいて、ホルスの目のタリスマンは非常に重要でした。
悪霊、呪い、「邪視(Evil Eye)」といったネガティブな力から着用者を守るための最も強力な守護符として、生者、死者(ミイラ)、船などに描かれました。
ホルスの目は、太陽(ホルスが天空の神であるため)の力と王権とも結びついており、支配力と正義の象徴でもありました。
3. 周囲の魔術的なシンボル
このペンダントは、ホルスの目の周囲が、様々な錬金術的、占星術的、あるいは魔術的な文字やシジルで囲まれているのが特徴です。
これらの追加された記号は、タリスマンの特定の機能(この場合はヒーリングとプロテクション)を強化し、特定の宇宙的なエネルギーを呼び込むための魔術的な回路として機能します。
このデザインは、古代エジプトの知恵が、中世以降のヘルメス主義やカバラといった西洋の秘教伝統に組み込まれていった、文化的な融合を示しています。
このペンダントは、古代エジプトの神聖な再生の力を、西洋の魔術的シンボルによって増幅することで、肉体と魂の癒し、そして絶え間ない強力な保護を求めるためのアミュレットと言えます。
SV925
ペンダントトップのみ。
Fantasia/ファンタジア/カタカムナ