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フリートウッド・マックのメンバーとして有名なボブ・ウェルチが1983年にRCAよりリリースしたソロ6作目がボーナス・トラック3曲を追加してCD化。元スティーリー・ダン～ドゥービー・ブラザーズのギタリスト、ジェフ・バクスターのプロデュースも光る隠れたAOR～ポップ・ロック好盤！
▼From Liner Notes
本作は1983年にRCAからリリースされたボブ・ウェルチのソロ6作目で、前作『Bob Welch』から2年ぶりの新作となる。プロデュースは元スティーリー・ダン～ドゥービー・ブラザーズのギタリスト、ジェフ・バクスターが担当。バクスターはドゥービー在籍時の1978年、英国のグループ、ブリス・バンドをプロデュースしたのが最初で、本作までにフォー・オン・ザ・コーナー、ナザレス、リヴィングストン・テイラー、スニーカー、ビリー・ヴェラ＆ザ・ビーターズ、ニルス・ロフグレンなどをプロデュース。ナザレスの「Holiday」(1980年、全米87位)、ビリー・ヴェラ＆ザ・ビーターズ「I Can Take Care Of Myself」(1981年、同39位)、「At This Moment」(1981年、同79位)、スニーカー「More Than Just The Two Of Us」(1982年、同34位)、「Don’t Let Me In」(1982年、同63位)といったヒットを放っている。また、1983年にリリースされたアルバムでは本作とそれからビーチ・ボーイズのメンバー、カール・ウィルソンの『Youngblood』の2枚を手掛けている。この後、プロデュース作品が急激に減ることを考えるとある意味、プロデューサー：ジェフ・バクスターにとって過渡期にあたる作品、そう言って良さそうだ。

さて、このアルバム『Eye Contact』だが、ここからは2枚のシングルが切られ、そのヴァージョン違いが本CDにボーナス・トラックとして収められている。最初に切られたのが「Fever」で続いて「I’ll Dance Alone」。前者は個人的にもアルバムの中で一番良い曲だと思うが、12インチでも切られていたというのは知らなかった。しかも、いかにも80’sっぽくいわゆるダンス・ミックスになっているところが微笑ましい。残念ながら2曲ともアメリカ、イギリス共チャートに入る成功は収めていないが楽曲のクォリティは悪くない。特に、「I’ll Dance Alone」でのディジタルチックなサウンドは新もの好きな彼ならでは、だ。～解説より

解説:中田利樹
帯・解説付き国内仕様盤
原盤: WOU4659