
オペラ二重唱集 ヘイ=キョン・ホン ジェニファー・ラーモア 廃盤 極美品 ホフマン/ばらの騎士/ノルマ/タンクレディ/ラクメ/蝶々夫人 1998. ロペスコボス ワーナー盤
ヘイ=キョン・ホンとジェニファー・ラーモアによる オリジナルのオペラ二重唱集です。ソプラノとメゾソプラノによる二重唱集というのは大変に珍しく、“ありそうで無い”というか… ざっと思い返しても “カバリエ・ヴァーレット” のRCA盤があるくらいで… かなり稀有な録音ではないのかと感じます。メゾソプラノは役柄が限定されていて 大きな役は少ない事が第一の原因だと思われますが、ともあれ 集大成的な録音がこうして残された事は 幸いでした。
プログラムは、曲順に… ホフマン・ばらの騎士・ジュリオチェーザレ・ポッペア・ティートの慈悲・ラクメ・ノルマ・アンナボレーナ・バタフライ・タンクレディ・ヘンゼルとグレーテル
まさに “総ざらい”の感で、よくぞこれだけ集めたものだ と感心するばかりです。あと考えられるのは、“アイーダ”と“ジョコンダ”くらいでしょうが、二人の声質から見てヘヴィー過ぎるのは明らかで、この場はこれくらいで収めたのだろうと納得が行きます。これら11曲にしても モンテヴェルディからフンパーディンクまで かなりレンジの広い選曲で、聴いていると“適 不適”が感じられるのは当然ですが、二人の“無理をせず” “矩を超えず” の気概が清々しく “お手本”的な姿勢も漂い、途中から認識を改めました。この辺りの匙加減は すこし前の時代では不可能な まさに“現代”なればこそに違いなく、音楽や唱法の移り変わりが目の当たりでした。
ヘイ=キョン・ホンさんは 軽いリリコの声で メトやスカラやウィーンなどで大活躍。身近な例では スカラでの“ムゼッタ”や メトでの“ツェルリーナ”がDVDで視聴可能。メトデビューが1984年だそうで、この頃はすでにベテランの域かも…。ラーモアさんは ロッシーニで売り出した方で、当初からモンテヴェルディからカルメンまで悠々とこなし 録音録画はアマタ。
曲の配列はジグザグです。性格も雰囲気も異なる音楽がランダムに飛び出す訳ですが、むしろその対比が興味深く とても面白く聴き終えました。例えば、清々しくシャープな“ばらの騎士”に大いに共感を覚えたのちに “ジュリオチェーザレ”の歌唱が始まると、“あぁ やっぱりこっちが本領だなぁ”と思い直してしまう…という具合ですが、二人の声柄や音楽から言っても これは仕方のない事と言えるでしょう。普通に考えれば、全曲録音がある “カピュレッティ” あたりが最適なのかなぁ と思われます。11曲目は アンコール的な配慮でしょうか。
指揮 ヘスス・ロペス=コボス ミュンヘン放送管弦楽団
録音 1998年6月 バイエルン放送 第一スタジオ “バイエルン放送との共同制作” と明記あり。
国内初出は1999年6月 テルデック 原題 “美しい夜 恋の夜”。この品は 2009年 ワーナー発売のミドルプライス輸入盤。たしか 発売時に近い時期の購入。この盤もオリジナル盤も すでに廃盤かと思われます。
極美品です。プラケースに極小コスレある他は 本体 ブックレットとも開封時のままだと思います。歌詞リブレットなし。
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