
レッドウイング永遠の定番ワークブーツ、アイリッシュセッター875 です。
現在も販売されている定番中の定番モデルですがこちらは90年代の製品です。
ヴィンテージというにはやや若いですが、ちょうどこれくらいまでの年代がしっとりしてヴィンテージ感の出る厚みのある革を使用しており、非常に柔らかでしなやかな履き心地です。
履き比べたら一瞬でわかるくらい、現行品とは違う柔らかさです。
また革の手に吸い付くようなしっとりとした手触りです。さらっとはしておらずこれぞオイルドレザーといった雰囲気。
マットな質感が昨今のミニマルな着こなしにも似合うかと思います。
革はこの時代は赤茶が非常に流行っていたのでこのオロイジナルというオレンジ寄りの茶色の90年代は逆に新鮮に見えます。
お手入れをすればするほど色が濃くなっていくタイプの革ですがこちらは最小限のお手入れ(ブラッシングとごくわずかなオイル塗布)程度しかしておりませんので革本来の味わいが残っておりこれからまだ育てる余地のある個体です。
このタイプのセッターはガシガシに履き潰されている個体が多くて、そのままいい感じに履ける個体はだんだんと少なくなってきました。こちらは大きな型崩れもなくつま先のモカ部分も閉じており、ソールもまだ厚く残っていますので
90年代のいい時代のセッターを味わえると思います。
右足の内側に原皮によるトラ目があります。元々からあるものです。
現在では革の個性として珍重されておりますがレッドウイングでこの表情が出ているものは珍しいと思います。
工業的に鞣す革では絶対出てこない表情です。ナチュラルな革のみに許された証のようなものです。
コレクション的に所有しておりましたが整理で出品します。紐も当時もの。
サイズはUS9Eでゴールデンサイズ。ワイズEのセッターは本当に履きやすいです。
多少の小傷、スレ程度はあります。オイルを入れるとかなり目立たなくなりますがあえてそれをあまりやっていません。
個人的にはこれくらいの履き込み具合が一番好みです。
中古品にてノークレームノーリターンでお願いします。