
おおよそ400年の歴史ある有田焼、深川製磁の蓋付お湯呑み4客と 急須のセットです。富士流水の裏印があります。
急須の持ち手が付属しておりませんので 画像でご確認ください。
世界の賓客を魅了する、品格の青「フカガワブルー」が濃淡で描かれており、品のある器です。
寸法は、
急須 : 口径5.5cm×高さ11cm×胴径9.5cm×幅13cm、
湯呑み : 径6.6cm×高さ7cm、蓋径7cmです。
持ち手が付属しておりませんが、磁器の状態は良好で美品です。
詳細は画像でご確認ください。
※おてがる配送ゆうパック100サイズでの発送を予定しております。
「深川製磁」
佐賀県有田は、日本の磁器発祥の地。
有田で最初に磁器が焼かれたのは1616年です。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に鍋島藩主が連れ帰った陶工が、磁器の上質な原料となる陶石を有田の泉山で発見し、磁器の製作が始まりました。
深川家は、1650年頃よりこの有田で代々窯焚き業を営んできました。
そして、明治27年(1894)に深川忠次によって設立された窯元が、深川製磁です。
開窯以前から、若くして渡欧を重ねていた忠次は、ドイツのマイセンをはじめとする各国の窯元が台頭している様子を目の当たりにし、「世界一のやきものづくり」を目指すようになりました。そして、有田の伝統的な技法に欧州から取り入れた先進技術を加え、日本の美観を表現した独自のデザインを追求します。
忠次は1900年のパリ万博に、極めて高い装飾技術によってつくられた「大壺」を出品して金牌を受賞。その後も各国の万国博覧会で賞を得て、国際的な注目を集めました。