Supraphon 最初期三角赤ステ アンチェル シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ 大河ドラマの深い感動 永遠不出の最強神演 低雑音超高音質
チェコSUPRAPHON SV-8026 Stereo 1LP。
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
ヤナーチェク:タラス・ブーリバ
カレル・アンチェル指揮チェコ・フィル
「すごい!」の一言につきるウルトラ名盤です。聴けば絶対に感動に打ちのめされる超名演です。アンチェルには永遠不滅の「新世界」をはじめとして名盤が綺羅星のごとく存在しますが、このヤナーチェクこそ絶対に聴くべき一枚です。アンチェルの凄さをあらためて思いしらされます。
私が若いときにこの曲をはじめて聴いたのはチェコのある指揮者によるLPでした。
シンフォニエッタの出だしを聴いただけで「なんといい曲だ」と思いました。曲が進むにつれてこの思いは固くなりましたが、残念なことにちっとも面白くないのです。何度も聴きなおしましたが、結果は同じで、実に退屈でつまらないのです。
コンサートでも何度か聴きましたが結果は同じ。「一聴してこんなに良い曲なのに。冗長度が高い曲なのだろう。実に残念。」と思ってそれ以来あまり聴く気になりませんでした。
ところが後年このアンチェルのレコードを耳にしたとき、目から目玉が落ちました。
「同じスコアでどうしてこんな演奏ができるのか!何と壮大な曲なんだ!なんというすごい演奏なんだ!何なんだこの感動は!」
その壮大な演奏を聴いているとまるで大きな大河映画を見ているようです。そして終わった後は深い感動で一杯になります。
ここまでの感動を与えるタラス・ブーリバもシンフォニエッタはレコード史にありません。
はっきり言います。
「シンフォニエッタ」と「タラス・ブーリバ」でこれ以上の演奏は今後永遠に出ません。これで打ち止めです。
ここに出品するのはスプラフォンの最初期ステレオLPである「三角赤ステレオ」レーベル盤というコレクターアイテムです。
なぜ赤三角ステレオレーベルがコレクター垂涎の的としてこれほどまでに求められるのでしょうか。
ステレオ・レコードは横振動(和信号成分)と縦振動(差信号成分)の組み合わせで左右の信号が溝に刻まれています。ちなみに横振動だけでカッテイングされているレコードはモノLPです。ここに縦振動(差信号成分)が加わることによって左右二つのステレオ信号が大きな空間をもって再現されます。レコードでは大きな低音が入ると溝の振幅が大きくなります。これがあまり大きいと針飛びの原因になります。特に差信号成分の低音が加わるとさらに針飛びの危険性は増します。良いステレオ録音は豊かな低音と大きな空間感を伴っているものですが、高SNのレコードを実現しようとしてこの信号を大レベルでカッティングすると針飛びの危険性が増すことになります。針飛びは再生装置の性能に大きく左右されますが、一般ユーザからはクレームの対象となり製品の信用を傷つけます。
スプラフォンは最初国内向けレコードだけで生産を始めましたが、時代とともに国家のドル外貨獲得の貴重な文化資源としてレコードが輸出品になり、主に米国向けとして表記も英語表記になった国際バージョンがスタンダードになってゆきました。
もし外国のユーザのところで針飛びが起こると取り返しがつきません。
輸出向け製品がむしろ主流になると、このリスクを避けるため大振幅の信号を制限するリミッタがカッティングに使用されるようになりました。
オーディオの観点からすると大振幅(特に低音)信号を制限するということは音楽のダイナミックスと空間性を低下させ音質を損ないます。リミッタの使用はチェコの重要な輸出製品であったLPの信用を守るためにやらざるを得ない手段だったのです。
ところが国内向けだけのために製造された初期ステレオではこのようなリスクは考える必要がなかったので、リミッタを使用せずにマスターテープの音をそのまま大振幅でストレートにカッティングしていました。これがチェコ国内向け(チェコ語)赤三角ステレオレーベルです。手が加えられていない本当のマスターテープの音を求めるコレクターが赤三角ステレオを求める理由はここにあるのです。
そしてこのジャナーチェクの音はいかに。
素晴らしい音です!!その鮮烈な音こそオリジナル三角赤ステレオの世界です。
本品は大変古い品ですが素晴らしい超美品です。
盤はレーベル上のスピンドル跡もほとんどない新品同様品で、ピカピカつるつるに光るウルトラ極美盤です。検聴ではB面バンド1の最初のほうでプツが3回出ただけで後はノイズ皆無でプチともいわない抜群のコンディション品です。
さらにこの盤のすごいところはスプラフォン盤特有の材料雑音が信じられないほど少ないことで、これには本当に驚きました。スプラフォンのレコードは伝統的に盤質が悪く盤雑音が多いことが唯一の欠点でした。これは初期の三角ステレオ時代からLP中期までずっと同じでした。
よって念願かなって入手した三角ステレオのアンチェルのLPが、音はよいが盤雑音がすごいということもごく普通のことなのです。
ところがここに出品する盤は私がこれまでに経験した多くの初期スプラフォン盤で最も雑音が少ない品で、盤面に針を降ろして音が出た時にはあまりの静けさにびっくりしました。
盤雑音がない静かな再生音の中から出てくる音は通常のスプラフォン盤では望めないほど素晴らしいもので、伝説の赤三角ステレオ盤の本当の音でこの名曲が溢れ出てくる様は感動的です。
ジャケットは初期ステレオ盤だけが持つ「STEREO SUPRAPHON」という丸まったロゴがついた大変古い稀少なものです。非常に古いものであるにもかかわらず全体裏面に自然な黄ばみとごく薄い黄色いシミ(カビではありません。SUPRAPHON盤でよくみられるものです)が見られるだけで傷みも汚れも皆無のすばらしい品です。当時からのオリジナルのビニール内袋もそのままついています。
これは完全なコレクターアイテムと言えるでしょう。
これだけの極上コンディションでかつ超低雑音の三角ステレオ盤はなかなかありません。この演奏を、そして究極コンディションの三角ステレオ盤をいつか体験してみたいと思っていた方には今回のこの盤を絶対にお勧めします。
これ以上の演奏は永遠に出てこないと言い切れる永遠のベスト演奏です。聴けば必ずクラシック人生における好みのレコードが一枚増えます。
私の超推薦盤です。一枚かぎりですのでどうぞお見逃しなく。
重量:247g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
盤(外見を含む)の状態に関しては、検聴を行った盤に関して気が付いた点だけを書くようにしていますが、ノイズの出方や再生状態などは再生装置によって違い、その感じ方はきわめて主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しや見逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで「大体の目安」とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-70年前の古い品も多くあります。
レコードにはノイズがあるのは普通とお考えいただき、ノークレーム、返品なしという前提をご了承いただいた上での入札をお願いいたします。
なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
支払いは「ヤフーかんたん決済」となります。
発送は基本的にゆうパック(おてがる版)となります。
LPの場合、ほとんどが80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でもある程度の厚さまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。なお、後からの落札品で「まとめて取引」にできなかったアイテムを後から同梱にすることはシステム上できなくなりましたので、その場合は各取引ごとに送料をお支払いください。