
大丸北峰 染付 芋の子 蓋置 京焼 平安 芋子 芋頭 二代目 北峰 口紅手 手描き 美品 共箱 共布 歌舞伎 寺子屋 勧進帳 茶入 水指 いものこ 茶道具
大丸北峰の染付 芋子蓋置です。数年前に見かけて入手しました。特段の使途があった訳でも 何かを感じた訳でもなく、あまりの飄逸さに つい “クスッ” と笑って手に取ってしまいました。“芋の形を模した” とか “芋を思わせる” ではなく、何の躊躇いもなく“芋子”を正面からそのまま押し出した度胸は 凄いものだと感心します。
“芋の子” “芋頭” と言えば、お道具では “水指” や “茶入” が有名です。これも何かしら “いわく” があるに違いないとタカを括っていたのですが 調べても手掛かりは無く 他に類例も見当たらず、結局…この品ひとつ限りの意匠かもしれない…という結論に至り 詮索は終了となりました。
大丸北峰さんは 丁寧で上手な作品を作られる方で、作品が大量に出回るタイプでもない様に見受けます。今となっては詳しい経緯を知る術がありませんが、勝手な想像で “どちらかの特注により デザインを指定されての製作だったのか” との推測も可能だと考えます。
それにしても…この品の持つ味わいの良さは素晴らしいと思います。何方が どの様な場面で どの様な心境でご覧になっても、つい “クスッ” と来てしまう持ち味の濃厚さは特筆すべきもので、これはこれで 凄い“一徳”に違いないと考えます。お道具が これ程の具体性や性格を備える事が 適切かどうかは議論のある所でしょうが、あまた有る蓋置の中でも 諧謔性では“ピカイチ” の曲者振りに違いないと感じました。
趣向として思い付くのは、 “お芝居”で…例えば “寺子屋” “勧進帳” などはいかがでしょうか。“寺子屋” ならば “ 子ばかり寄って帰りゆく” が効きますし、“勧進帳” ならば あの “芋洗い勧進帳” が有名です。共に “松” などと取り合わせたら見立として素敵だと思います。お客様に お芝居好きの方が居られたら、きっとこれも ニコリとされるに違いないと考えます。
作品自体の出来も結構だと思います。数個並んでいた全ての絵柄が微妙に異りましたので手描きでしょうし、口紅部の茶色と染付の青も良い取り合せだと思います。手に取ると 意外な程の重厚さに驚かされます。初代の没年が昭和38年…全体の綺麗さから見ても 二代目作は間違いないと考えます。
美品です。全体に “新鮮” と言うか、とても綺麗で 多分未使用だろうと考えます。共箱も共布も 共にとても綺麗です。本体 共箱 共布と揃った良いセットだと思います。
概寸 口径 4.8cm×底径 4.6cm×h 5.3cm
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