幻の松脂、通称「缶ベル」。パリのベルナーデルの缶入り松脂です。
世界中のヴァイオリン弾きが血眼になって探し求める理由を、是非ご自身でご確認下さい。
私も、もっと状態の悪いボロな物を使っていますが、 調弦一発目から驚きが待っています。
ベルナーデル商会は20世紀の極初期にカレッサフランセに買収され、幻の松脂のレシピは
秘密のまま消え去りました。最初はギャンベル(ガンベル)、次にギュスターヴ、そして
Leonの順と思われます。また、それぞれに使用感が少しづつ異なるとも云われます。
出品物は、缶ベルの中でも特に貴重なギュスターヴ時代のブラス(真鍮)缶です。
時代は恐らく1900年から1920年頃、状態は画像の通りで缶には多少変形が見られますが
肝心の松脂は相当に残量があります。松脂の中央部分だけが減っていますが昔の人はこの様に
わざと溝を作るようにして弓を滑らすように塗った様です。現代では、特に松脂に拘る方は、
熱を伝えないようにと小まめに回して、小刻みに塗る様に付ける方もいらっしゃる様です。
このギュスターヴ時代の缶ベルは、Leon時代の物とは違い濃い飴色が特徴で、濃密な音色は
何物にも替え難い魅力があります。缶底に入っている厚紙も残っており貴重な一品と言えます。
コレクターズアイテムと言うよりは実際にステージで勝負したいような用途に如何でしょうか。
歴史的な松脂ですので誠に恐縮ですがクレーム返品はご容赦下さい。
全国ゆうパックで送料無料、即決です。