Synopsis
カナレ製 2SQ・二重シールド+ドレイン構造を活かし、
メガネ型(IEC C7)で初めて“アースが意味を持つ”構成にしたウルトラスペック電源ケーブルです。
3Pコンセントプラグでドレインを接地し、メガネ型の弱点だったノイズ逃がし経路を物理的に成立させています。(標準長1.7m)
The Anatomy
・ベースケーブル:カナレ LP-3V20AC(導体2SQ)
・構造:
- CCS(銅被覆鋼)編組シールド
- アルミラップシールド
- ドレイン線付き
・仕上外径:11.7mm
・導体:タフピッチ銅
・コンセント側:Leviton 5266-C インダストリアルグレードプラグ
・機器側:IEC C7(メーカー特注・非メッキ圧着式メガネ型プラグ)
※機器側プラグは外径約38mmと大型です。筐体の凹みや隣接端子との干渉がないか事前にご確認ください。
・無ハンダ/圧着端子不使用
・柔軟性:同クラスのシールド線としては比較的取り回し良好
・ドレイン:コンセント側のみ接地(機器側フローティング)
Configurations
・標準長:1.7m
・延長:10cmあたり+200円(短縮可/価格同一)
・メッシュ外装(赤 or 黒):+1500円(外観のみ/性能変化なし)
※2P仕様にはできません(ドレインの意味が消えるため)
・JBL 旧SA/SEシリーズ仕様(WA1219変更):無料
先端をメガネ型からパナソニック WA1219(2極丸型)に変更します。
JBL SA600 / 660、SE400S / 408S / 460 等の特殊インレットに適合。
3P側でのドレイン接地により、本来アース経路のないヴィンテージJBLのノイズ対策を成立させます。
Dispatch
・レターパックプラスにて発送(2本程度まで同梱可)
・他商品との同梱発送可能(※サイズ・重量に応じて最安を検討します)
・海外発送不可。海外居住の方は Buyee、ZenMarket 等の代行サービスをご利用ください。
Methodology
本モデルの本質は、「メガネ型(IEC C7)は2極だからアースは無意味」という前提を、
ドレイン構造の活用によって物理的に覆した点にあります。
通常のメガネ型ケーブルでは、シールドがあっても逃げ場が無いため、ノイズ電流はケーブル内に滞留しやすく、
結果としてシールド自体が再放射源になることがあります。
本モデルでは、ドレイン線を3Pプラグ側でのみ接地することで、
シールドに誘起された不要電流を機器側へ流さず、電源側へ逃がす一方向の経路を構成しています。
これは業務用・固定配線のノイズ対策で一般的に用いられる「片端接地」の手法です。
二重シールド構造(CCS編組+アルミラップ)は、磁界由来ノイズと電界由来ノイズを分担して減衰させます。
磁性体を含むCCSは、低~中周波の磁界変動に対しエネルギー吸収要素として働き、
アルミラップは高周波電界成分に対して高い遮蔽効果を持ちます。
ツイスト率が高い構造は、隣接導体に生じる誘導磁界を相殺しやすく、
電源ラインが信号ケーブルと並走する環境でも不要誘導電流の発生を抑えます。
この設計思想は、カナレが業務用途で長年採用してきた実践的ノイズ対策です。
導体断面積2SQは、家庭用・業務用電源として必要十分以上の容量を持ち、通常使用電流域では導体抵抗は支配的要因になりません。
むしろボトルネックになりやすいのは接点部であり、非メッキ接点・無ハンダ構成により、
異種金属界面・はんだ層由来の接触抵抗変動を排除しています。
メッキ接点は表面が高度に平滑化されるため、非メッキのメス側と組み合わさった際、
ミクロレベルでは実効接触面積が限定され、微小な隙間(ギャップ)が生じやすくなります。
対して非メッキ同士の接触は、金属表面の微細な凹凸が互いに食い込むことで実効接触面積が増大し、
接点抵抗の安定性が向上します。
これにより、不安定な接触面に起因する微小放電(マイクロアーク)によるノイズ発生を抑制できるという利点があります。
本モデルは、「電源で音を作る」のではなく、電源環境のノイズ条件を整え、機器本来の動作を邪魔しないことを目的とした構成です。
環境ノイズが多い現場ほど効果が体感しやすく、良質なアース環境がある場合は、メガネ型としては到達点に近いSN比を狙えます。
※全品、製作後に通電・絶縁テストを済ませて発送いたします。
自作電源ケーブル(PSE非適合)の特性をご理解の上、安全にご使用ください。
本製品の使用に起因する機器の故障・事故・損害については、
当方では責任を負いかねますのでご了承ください。