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希少TOREC J1スーパージャンボビンテージ中古品の出品です。
とっても大きなラジカセのご紹介です。
私の好きな SHARP GF-535 ですら「特大」と言われていますが、今回はそれに「超」が付いてもおかしくない迫力です…!
本機は 1987年頃発売の「スーパージャンボ J-1」。
主に海外向けに展開されていたシリーズで、80年代初頭には CROWN や CONION といった日本のいわゆる珍メーカーが、欧米市場へ数多く輸出していました。
このスーパージャンボも、背面から見ると CONION C-100F に非常によく似ています。
金型が共通なのでは?と思わせるほどです。
海外向けモデルが多い中、本機は 電源やチューナーが国内仕様 として発売されたモデルで、メーカーは 株式会社トリオ電子。
ケンウッドの前身か!?とも思いましたが、どうやら別会社のようです。
さらに 韓国製 という点も含め、なかなか謎の多い一台です。
当時はさまざまなブランド名でリリースされていたようで、TOREC は日本版と呼んで差し支えないでしょう。
バブル期のコンポを思わせるブラック基調のデザインに派手なレイアウト。
見た目とサイズはまるでコンポですが、セパレートではない ワンボックス構造。
横幅は 80cm超 と圧巻です。
10バンドEQがずらりと並び、どこを見ていいか分からないほどの情報量です。
5連のLEDレベルメーターは、ラソニック や Technics のコンポを彷彿とさせ、まさにバリバリの80年代デザインです。
カセットは 倍速ダビング対応。
一般的なガチャメカ式のWデッキで、再生のみメタルテープ対応です。
「スーパーサウンド3ウェイスピーカーシステム」
カタカナにすると、逆にダサかっこいいですね。
大型のチューナーパネルは側面からライトアップされる 字光式。
均一に光らせるよう改造してみたくなります。
下部にはオペレーションLEDが点灯し、メッシュデザインも相まってどこかサイバーな雰囲気があります。
電源ボタン横にはデジタルクロックを搭載。
得意の「Quartz」表記がないため、おそらく非搭載と思われます。
海外仕様には時計の代わりに警報機(アラーム)が付いたモデルも存在するようです。
スピーカーのウーファーは 大口径20cm。
しっかりしたロールエッジで一見良い音が出そうですが、キャビネットやアンプ性能の影響か、やや持て余している印象もあります。
出力は不明ですが、体感的には 20W+20W程度 はありそうです。
本体サイズに対して、モード切替スイッチ類は妙に小さく、タッチ式で質感はややチープ。
チューナーはアナログ式で、ダイヤルを回しても針の動きはあまり大きくありません。
ラジカセ離れしたデザインと他を圧倒するサイズ感、そして楽しいLEDメーターの演出など、珍機種ながら人気が高い理由がよく分かります。
日本での知名度がほぼ無いのが惜しい一台です。
ツインロッドアンテナ装備。
奥行きもそれなりにあります。
重量自体はそれほどでもありませんが、バランスが悪く、持ち運びは正直かなり大変です。
かつて「ディスコライト」付きラジカセを入手できそうな機会がありましたが、残念ながら逃してしまいました。
ラジカセ収集の勢いは以前ほどではありませんが、こうした面白い機種に出会うと飽きることがありません。
置き場所が許す限り、今後も続けたいと思っています。
ラジカセは、もはやオーディオカテゴリーから独立したジャンルだと考えています。
※【動作確認・追記説明】
カセットデッキ A・Bともに問題ありません。
再生・早送り・巻き戻し動作は正常です。
AM/FMラジオも良好に受信可能です。
音量ボリュームに ガリ(ノイズ)はありません。
ただし本商品は 年代物の中古品 のため、
現状(現状渡し) にてオークション出品とさせていただきます。
状態にご理解いただけない方、神経質な方のご入札はご遠慮ください。