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AREA144さん、プロホビーさんなど市販の良質なレジンキットやワールドタンクミュージアムなどをベースにして、兵士や、
アンテナ、機銃 装備品など素人が若干手を加えたドイツ軍車両6台+タンクデサント、装甲擲弾兵などのセットです。
●ティーガーⅡを見たアメリカ軍は「キング・タイガー」と呼び、イギリス軍は「ロイヤル・タイガー」とあだ名しました。
この渾名がドイツに逆輸入され、「ケーニッヒス・ティーガー(Knigstiger)」(ドイツ語での意味は「王の虎」)と翻訳された
ようです。
前面装甲150-180mmの厚さを持ち、88mm 43/2 L/71戦車砲が主武装のティーガーIIが戦線に投入された時点で、その重装
甲と強力な主砲に事実上対抗できる連合軍戦車は存在しませんでした。
1944年12月16日、なかば戦勝休暇気分でのんびりとベルギーアルデンヌの森に展開していた米軍を、突如ドイツの鉄の嵐が
襲います。 出せるだけのドイツ装甲部隊を投入した乾坤一擲の反攻作戦、「アルデンヌ侵攻・ラインの護り作戦」の開始でし
た。 作戦ではアルデンヌから北西へ進撃して、アントワープの占領を企図され、ドイツ軍は3個装甲軍をもって米軍を奇襲しま
した。
対する米軍はアルデンヌでのドイツの大反撃を全く予期しておらず、悪天候により航空支援もないまま、緒戦では多くの戦線
で ドイツ軍の突破を許しました。
しかし冬場の積雪泥濘の狭い道と錯綜した道路事情は、重戦車を中心にしたドイツ装甲師団の進出が容易ではなく、
態勢を取り戻した米軍部隊の遅滞戦術もあって、ドイツ軍は計画通りの進撃ができず一部部隊のみが突出し、戦線は「バル
ジ」(「突出部」の意)を形成するにとどまり、重要拠点バストーニュの攻略にも失敗したドイツ軍は、燃料不足もあって12月25
日には進撃が停止、翌年には天候回復に伴っての、連合軍による航空部隊からの反撃も強化されドイツ軍は敗走することに
なりました。
貴重な装甲師団戦力の大半を失ったドイツは、この戦いのあとドイツ国内に向かう連合軍部隊を押し止める余力はもう残って
いませんでした。
アルデンヌの森での戦闘でも、装甲師団の車両として相当数のティーガーⅡが参加しましたが、戦闘で撃破されたティーガーII
よりも、燃料切れや故障で放棄された車両の方が多かったようです。
降りしきる雪の中、冬期装備の擲弾兵を背に乗せて、アルデンヌの深い森を進撃していった「王虎たち」は森から再び帰って
くることはありませんでした。
市販のフィギュアを「王の虎」と運命を共にするSS装甲擲弾兵として付属させて軽く固定しています。
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