
寸法
ガラス入り木製額 横約63×縦幅約47.5cm。
本紙 横約49×縦幅約39cm。
紙本。彩色木版画。本紙の下部にエディション、画題、サイン、制作年鉛筆書き。
真作保証。
東美出身の版画家・北岡文雄「冬の摩周湖」彩色木版画額です。
遠くに雪を頂いた蝦夷富士の見える青く澄んだ冬の摩周湖を写し取っています。
50/250エディションナンバー。1983年制作。
北岡文雄(きたおか・ふみお 1918-2007)は、1918年、東京に生まれる。
1936年、東京美術学校予科入学。翌年に油画科本科に進級し、藤島武二に学ぶ(1941年卒業)
1939年、兼修科目で平塚運一に出会い、木版画を学ぶ。第8回日本版画協会展に初出品、初入選
1941年、第19回春陽会に油彩画で初入選。戦前は油彩画を出品する。
1944年、恩地孝四郎ら主宰の一木会に参加。1945年、満州に渡り、新京にあった東北アジア文化
振興会に勤務。敗戦後、安東に移る。
1946年、中国木刻に衝撃を受ける。日本に帰国。
1948年、この年の春陽会展から版画を出品するようになる(*1951年会員)
1955年、渡仏し、長谷川潔の知遇を得る。エコール・デ・ボザールで木口木版を学ぶ(*~56年)
1964年、フルブライト教育交流計画の交換教授として渡米し、ミネアポリス美術学校(ミネソタ州)
で木版画とデッサンを指導(*66年帰国)
1966年、個展(ボストン美術学校、シアトル・アート・パビリオン)
1967年、金沢美術工芸大学で集中講義をはじめる(*~80年)
1971年、個展(モスクワ東方民族博物館)
1976年、著書『木版画の技法』(雄山閣出版)発行。
1978年、個展(台北市国家画廊)
1979年、著書『木版画:間接法芸術としての彫りと摺りのテクニック』(創元社)発行。
1980年、中国政府の招聘により、北京の中央美術学院で、木版画の講習を行う。
1983年、『版木のなかの風景:北岡文雄画文集』(美術出版社)発行。
1986年、『北岡文雄版画作品集』(美術出版社)発行。
1988年、個展(町田市立国際版画美術館)
1990年、版画家として初めて日本美術家連盟理事長に就任。
1993年、個展「光と風の版風景‐北岡文雄の世界」(北海道立近代美術館)
1995年、NHKサービスセンターと梅原画廊の企画により、ユネスコ登録世界遺産、自然文化遺産
シリーズの制作を開始する。
1997年、勲四等旭日小綬章受章。
2003年、版画集『版と造形の探求 北岡文雄木版画60年』(美術出版社)出版。
本紙は、時代古び程度で、特に傷みもなく良好です。
額は時代なりの当て小傷、小擦れなど少しはあります。
地元初出しの東美出身の版画家・北岡文雄「冬の摩周湖」彩色木版画額ですので、
時代古びなど承知でお願いします。
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