上林 曉
(1902~1980)本名・德廣巖城(とくひろいわき)、高知県生れの小説家。1927年、東京帝国大学英文科卒業。
改造社に入社、『現代日本文学全集』の校正、雑誌編集の手伝いをする傍ら、同人雑誌『風車』を刊行。
改造社では従業員の執筆活動を禁じていたので、「上林曉」のペンネームで発表。
1932年発表の『薔薇盗人』が川端康成に激賞される。 1939年、妻が精神病を発病、
1946年亡くなるまでの間、『聖ヨハネ病院にて』などの病妻物を書き、広く読者に迎えられた。
1962年、二度目の脳出血で、右手、足、口が不自由となるも、妹の献身的な介護と口述筆記により、
小説を書き続けた。1980年、脳血栓のため死去、77歳。
尾崎一雄と並び、戦後期を代表する私小説(心境小説)の作家とされる。
◇「上林曉全集」(昭和41年)は、当初15巻、最終16巻。増補改訂版(昭和55年)は19巻。増補決定版(2000年)も
19巻で発行されていますが、今回は当初の15巻、増補改訂版の16~19巻の2件に分けて出品しています。
(増補改訂版では当初版の編成に改訂が施され、一部重複する作品があります。)
書名:増補改訂 上林曉全集(昭和55年:筑摩書房版):第16巻~第19巻:
著者:上林 曉
発行所:筑摩書房
発行日:【16】昭和55年5月15日 増補改訂版発行 (昭和42年8月31日 初版発行) 他
定価:5,800円 × 4 = 23,200円
所収:【16】 評論・感想(昭和六年 ~ 昭和三十八年)/ 〇 書誌 /
【17】 小説・戲曲 補遺 / 童話 / 俳句 / 〇 書誌 /
【18】 評論・感想 補遺(昭和二年 ~ 昭和四十一年) / 〇 書誌 /
【19】 隨筆 補遺(大正十年 ~ 昭和五十五年) / 日記 / 追補(小説・隨筆・評論)/
〇 書誌 / 上林曉書目 / 上林曉年譜 / 索引 /
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等にワレ・汚れ・ヤケ・シミ等あり。148×200。計約3.1kg。≪古本購入≫
ゆうパック(追跡・補償あり)サイズ60。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。