
決して自身の体験談ではなく、人様から聞いた話ですが、徳川吉宗公(暴れん坊将軍)が子供のころ過ごした紀州藩・和歌山城の近くで「湯女(ゆな)」として働く、その娘(20代半ば)は、18歳の時、てて親と口喧嘩をした挙句、さる南国にある実家を飛び出し、江戸へ向かったそうです。盗んだバイクに飛び乗ってかどうかは分かりませんが、とにかく、花のお江戸へ向かったのです・・・・・(笑)。8年前のことです。今、LCC(格安航空)ですと、地方から江戸までは片道5000円程ですから、おそらく飛行機で行ったのでしょう。そして、それ以来、この娘は、一度も両親と連絡を取っておらず、弟の結婚式にも出席しなかったそうです。花の都とはいえ、何の「つて」もない10代の小娘が、物価の高い江戸で暮らしていこうと思えば、必然的に夜のお仕事に流れていくしかありません。飯盛り娘の仕事では暮らしていけません。多分、色々と大変な思いをしたんだと思います。
南国と言えば、土佐、薩摩、琉球その他いくつかございますが、一般的には、とある県を除いて離婚率が高く、その結果、スナックが多く存在していると言われています。スナックで歌を歌うのが好きな某には、嬉しい事ですが、果たして、一体、この娘はどんな「すさんだ家庭環境」で育ったのかと思いきや、ご両親は到って厳格な教育パパと教育ママで、娘の下の弟二人は、どちらも国家公務員なんだそうです。しかも、ご両親はいつもラブラブで、家に2部屋しかなかったことから、この娘は小学生時代、ときどき戸の隙間から、弟たちと一緒に、両親(当時30代)の「ナイトフィーバーぶり」を見学していたそうです。とにかく、家の周りには小学校と高校以外は何もなく、そういう事しか(いや、いや、人類の発展にとっては大切な事ではあるんですが・・・・・笑)やることがない環境だったようです。一応、コンビニだけはあったそうですが・・・。
子は親の鏡と申しますが、そんなこともあってか、この娘は相当な「おませさん(早熟)」で、中学1年生(12歳)の時に、一つ上の先輩(13歳)と体育館の倉庫で大人の関係になり、女になってしまったそうです(跳び箱やマットの使い方が間違ってるやろ・・・・・笑)。「ちょっと、早すぎないか・・・・・?」と情報提供者が叱ったそうなのですが、「周りも、みんな、そうだっちゃ・・・」と、漫画のラムちゃん風に答えてくれたそうです。それにしても、若い割に、古い漫画を知っとるなあ・・・・・(どっかの方言ちゃうんか・笑)。恐るべき「平成時代のギャルギャル(漫才師のジャルジャルみたいに言うな・笑)」・・・・・。なんでも、その時の「ノリ」でそうなってしまったと申しておりましたそうです(随分、回りくどい言い方やなあ・・・笑)。それからというもの、21歳までの間は、狂ったようにそういう事に明け暮れ(狂った果実か・・・笑)、そして、どうせ、そういう事をするなら、金銭的対価を頂きたいという事で、今の「湯女(ゆな)」になったようです。なるほどね・・・・・(感心してる場合と違うやろ・笑)。
こういう湯女(ゆな)の方たちは、地元の人以外は、日本全国の殿方のもとへ参勤交代しておられるので、紀州藩吉宗様専属という訳ではございません。そこのところは、お間違いなく・・・・・。下~に~、下に~。下~に~、下に~。「こらっ、どこまで下にいっとんねん・・・」と情報提供者が言ったとか、言わなかったとか・・・・・笑。
さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、ご覧下さいませ、この「青い果実(美しいブルーの色彩)」を・・・・・。日本で流通していた中古のリングから外したルースですが、表面に傷とかは全然ありません。スベスベしております。内部も、インクルージョンは極めて少ないです。もちろん、肉眼では見えません。欲を言えば、もう少しケツ(高さ)があって、中央部に「キラキラの出ない部分(つまり、窓)」が無ければなおさら好ましいのですが、この辺は、熟練の彫金士ならうまく対応してくれます。すなわち、窓を感じさせない宝飾品に仕上げてくれますので、大丈夫です。ちなみに、ブルーサファイアやルビーは、台座の部分をイエローゴールドにすれば、魅力が引き立ちますので、豆知識としてお知りおき下さい。名工と言われるような彫金士さんは、そうやって作ります。
ちょっと話が横にずれましたが、なんと申しましても、このルースの魅力は、1.30ctという大きなサイズ、綺麗な表面、綺麗な内部は言うに及ばず、ブルーの質の高さです。高貴なロイヤルブルーが出てまいります。しかも、中古品から外したルースであり、正規の買い付けをしたルースではありませんので、お値段もこのサイズ、この品質の国際相場(およそ、カラット当たり300ドル、1.3ctだと、390ドル。日本円で約55000円程)で考えると、とてもお買い得な値段となっております。
ちなみに産地に関しては、中古品の為、はっきりとは申し上げられませんが、まず、カシミールやビルマ、モンタナではありません。また、タイのカンチャナブリ―やカンボジアのパイリンでもありません。透明度の高さやロイヤルブルーの質から考えて、スリランカもしくはマダガスカルの加熱です。なお、写真にあるようなオレンジ色は出ませんし、薄い水色も出ませんので、その点はお間違いなきよう、お願い申し上げます。背景の色とロイヤルブルーの色味は、概ね似通っていると思います。
* 昔、ソーティングを取得済み(1.310ct)です。卒業証書のように、丸めてしまっていますが、あることはあります・・・・・。