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ヴァン・ホウテ「ヨーロッパの温室と庭の花」でございます
この商品にあまり詳しくございませんがご質問等ございましたら出来る限りお応えさせて頂きます
【引用調べ】
ヴァン・ホウテは、ベルギー出身で、園芸家の祖といわれている人です。
昔は、「園芸」「園芸家」という概念はあまりなかったのです。
ヴァン・ホウテは、若いころは植物園に勤務していたのですが、しだいに自ら苗床や植物園、温室といった栽培施設を所有するようになります。
当時のヨーロッパにはなかった、ランなどの珍しい花を求めて、南米まで命がけで旅をしたこともありました。
そういった努力で集めた植物からなる栽培施設は評判を呼び、そこで栽培された珍しい花や種苗、ガーデニンググッズが売れるようになっていきます。
ブラジルから帰還したのちには園芸学校を設立、そして園芸ジャーナル(園芸雑誌)の刊行を始めます。「ヨーロッパの温室と庭の花」というタイトルです。それは1845年から1883年まで38年間も刊行されつづけました。
全23巻、2000あまりの絵があります。
最後のほうはヴァン・ホウテ自身は亡くなってしまい、事業を引き継いだ息子によるものです。
石版画の色の美しさが素晴らしく、当時からたいへんな評判を呼びました。
また、この図譜は華やかで人気のある花が多いのも特徴です。
それは、もともとこのジャーナルが、彼の栽培施設で育てた花を売るための「商品カタログ」の意味合いがあったためです。写真のない時代、当時の貴族や富裕層は、この絵を見て花を注文する、といったことがあったのですね。
そんな経緯があり、当時のヨーロッパで人気だった、ラン、ツバキ、バラ、南米の花、熱帯の花、といったような、華やかな花ばかりが収められています。
薬草の分類や学術目的で編纂された、野草の図鑑とは、ちょっと違うのですね。
人々がお金を出して「買う」花なのです。
美しくて、華やかで、壮麗、ゴージャス!!
ですので、額装も、ちょっと派手かな?くらいの感じが似合います。
明るいゴールドの額縁で、明るいオフホワイトのマットを合わせました。
当時は宝石を集めるのと同じような高尚な趣味だった「花集め」、そんな19世紀ヨーロッパ貴族の思いに触れられます。おすすめです。
*写真は現物を撮影したものです。
経年保管のお品ですので画像をご確認の上で判断頂き、お好きな方にノークレームとノーリターンで宜しくお願い致します
サイズ(約)
縦 41.5cm 横幅 32.5cm 厚み幅 2cm
100サイズ発送