図録本 作陶50年 吉賀大眉展 萩焼 個展 大回顧展 写真集 作品集 文化功労者
1990年
監修 林屋晴三
読売新聞社
102ページ
約25x24x1cm
作品写真図版フルカラー
※会場限定本
※絶版
※出品商品は「図録本」です。やきもの作品ではありません。
萩焼の文化功労者・日本芸術院会員、吉賀大眉が作陶50年を記念した大回顧展の会場限定図録本。
時期的には文化功労者となる直前の最も充実した頃のもの。
伝統的な萩の白萩釉と鉄釉の窯変による幽玄にして重厚な独自の作風を確立した、
「暁雲」「映雲」シリーズの壷、花器を中心に、茶碗、水指、花生、香炉など100点により、大眉芸術を網羅してフルカラー写真を掲載した作品集・写真集。
日本橋三越・下関大丸・広島福屋・鹿児島山形屋・名古屋三越と各6日間という非常に短い会期で巡回。
昭和の日本を代表する陶磁器研究家・林屋晴三、美術評論家・文化功労者の河北倫明等の寄稿、
作家陶歴、肖像写真、作品リストには製作年・出展・出品・受賞、寸法、所蔵先を記載。
吉賀大眉は、『カラー日本のやきもの 萩』『日本のやきもの 萩』など萩焼に関する書籍はあるものの、
作品集や写真集は類書もほとんどなく、発行部数も少なく、コレクター、骨董品、茶道具、民藝、茶陶、日本の陶磁器愛好家必携の大変貴重な資料本。
【内容】
ごあいさつ
吉賀大眉展によせて 川北倫明
作家写真
カラー作品写真図版 製作年 出品出展 寸法記載
吉賀大眉展によせて 林屋晴三
吉賀大眉の芸術 鈴木健二(九州芸術工科大学教授)
出展リスト
陶歴
【ごあいさつ】より
今年、作陶五十年の記念すべき年を迎えられる、吉賀大眉先生の初期から最近作まで、先生の自選による。作陶五十年「吉賀大眉展」を開催します。
吉賀大眉先生は、昭和十五年に陶芸の道にはいられ、芸術としての萩焼を追究し、その伝統をまもりながら、萩焼泉流山窯の当主として作陶に専念してこられました。昭和四十四年に改組第一回日展で内閣総理大臣賞を受賞されたのをはじめ、四十六年に日本芸術院賞、六十年に日本陶磁協会金賞を受賞されるなど、数々の賞に輝き、六十一年には勲三等瑞宝章を受章、現在は、日本芸術院会員、日展常務理事として後進の指導にあたっておられます。
本展は、伝統的な萩の白萩釉と鉄釉の窯変による幽玄にして重厚な独自の作風を確立した「暁雲」「映雲」シリーズの壷、花器を中心に、茶碗、水指、花生、香炉など100点により、大眉芸術を回顧いたします。
本展に貴重な作品をご出展くださいました所蔵者各位、ならびに吉賀大眉先生をはじめ関係の方々に厚くお礼申しあげます。