2022年『Who Cares?』以来約2年ぶりとなる最新スタジオアルバム『The Alexander Technique』は、自身が全編のプロデュースを行い、ロザリアやシザ、ビヨンセの作品に携わるTeo Halm、レックス・オレンジ・カウンティのツアーバンド創設メンバーであるJim Reed、さらにはアルバム収録曲となる「Look Me in the Eyes」のフィーチャリングアーティストであり、プロデュースも手掛けたジェイムス・ブレイクが参加。タイトルの『The Alexander Technique』とは、背中の痛みを治療しながらより深い健康問題に対処していくという、自身が実際に受けた治療法にちなんで名づけられている。 本作の制作中は作曲プロセスから視点を変えるという試みを続け、心を開き、最も率直な作曲ができたという。そうして生み出された楽曲たちは、トレードマークとも呼べるような豊かなオーケストラはそのままに、R&Bやインディーフォークの要素が骨組みのように感じられる構成で、レックス・オレンジ・カウンティのキャリア第二章の始まりを告げるような、新たな側面が伺えるアルバムとなっている。