― 長時間・高負荷運用を前提に設計(384GB ECC + RTX 3090 Ti)
本機は ゲーミングPCをAI用途に流用したものではありません。
大規模モデル推論・長時間の高負荷処理・メモリ集約型ワークロードを想定して構築された、専用ワークステーションです。
すでにゲーミングPCで LLM や画像生成を行っており、
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RAM不足に頻繁に当たる
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長時間実行で熱・スロットリング・不安定さが出る
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スワップや分割実行がボトルネックになる
といった問題を感じている方には、設計思想そのものが異なる本機が適しています。
本機の特徴(ゲーミングPCとの違い)
■ 圧倒的なシステムメモリ容量
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DDR4 ECC 384GB(32GB ×12)
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以下の用途に有効:
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CPUオフロード型 LLM 推論
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大規模 KV キャッシュ
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複数モデル・複数プロセスの同時推論
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大容量データ前処理(スワップ回避)
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ECC メモリにより、長時間運用時の安定性を重視
■ 長時間連続稼働を前提とした構成
■ AI 推論向け GPU
本機は ゲーム性能やベンチマークの瞬間最大値よりも、
メモリ容量・安定性・持続性能を優先しています。
システム仕様
CPU
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Intel Xeon Gold 6146 ×2
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合計 24コア / 48スレッド
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連続稼働を前提としたサーバー向けCPU
メモリ
GPU
マザーボード
ストレージ
OS
カスタム水冷構成(安定性重視)
見た目目的ではなく、長時間高負荷時の安定動作のための水冷です。
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ポンプ:AquaComputer D5 NEXT
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ラジエーター:EK-CoolStream SE280
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CPUブロック:EK-Annihilator Pro ×2
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GPUブロック:EK-Quantum Vector
推論処理などを 静音かつ連続的に実行することを想定しています。
ソフトウェア・動作確認について
動作確認として以下を実施しています:
※ 本機は 個人のホビービルドです
※ 追加のソフトウェアサポートやML運用支援は行いません
以下のような方を想定しています:
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Linux 環境に慣れている方
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AI / 推論ワークロードの知識がある方
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マネージド環境ではなく、ハード性能を重視する方
配送について(重要)
水冷構成のため:
カスタム水冷機では一般的な対応ですので、ご了承ください。
まとめ
本機は以下の用途に適しています:
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一般的なPCでは不足する 大容量RAM
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長時間・高負荷の AI / LLM 推論
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安定性を重視したローカル推論環境
「誰でも使えるAI家電」ではありません。
必要性を理解している方に向けた、実直なハードウェアです。
(2025年 12月 22日 19時 12分 追加)TPM2.0モジュールもお付きします。3Dゲーム環境を入れたい方にも是非ご検討ください。
(2025年 12月 22日 23時 57分 追加)
価格について(参考)
価格をご覧になって驚かれた方のために、主要構成要素の相場感を参考として記載します。
※ あくまで目安であり、入手性や状態により変動します。
DDR4 ECC サーバー用メモリ 384GB
約 300,000円〜
NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti
約 100,000円〜(※ 現在は流通が限られています)
サーバー/ワークステーション向け
マザーボード+CPU(デュアル Xeon)
約 100,000円〜(※ 同様に入手性に依存)
上記だけでも、構成の中核部分で すでに相応のコストがかかります。
これに加えて本機には、
カスタム水冷一式
NVMe SSD
OS インストールおよび動作確認済み環境
実機での推論動作確認
が 含まれた状態での出品となります。
個別に部品を集め、組み立て、相性確認・動作検証を行う手間やリスクを考慮すると、
完成・動作確認済みである点も含めた価格としてご理解いただければと思います